勇心酒造、知的財産活用表彰で大賞受賞の快挙
香川県の勇心酒造株式会社が、日本弁理士会の主催する
知的財産活用表彰において、大賞を受賞しました。この栄誉ある賞は、同社が展開する独自のプロダクトと知的財産戦略に高い評価が寄せられたことを示しています。
勇心酒造の革新的アプローチ
勇心酒造は、創業から170年以上の歴史を持つ酒造りの会社であり、5代目社長の徳山孝仁が長年の研究で開発したのが、国産米100%を原料とした
ライスパワー®エキスです。この成分は、発酵技術によってお米の力を最大限に引き出すことを目指し、現在までに36種類が開発されています。それぞれに異なる効能があり、実用化された14種類のエキスは健康や美容に貢献しています。
このエキスの開発にあたっては、70件以上の特許を権利化し、商標登録を行うことで、ビジネス展開を進めてきました。国内外の大手化粧品メーカーとの取引にも、自社のブランド展開にライスパワーを前面に押し出し、大きな成功を収めています。
知的財産活用表彰について
知的財産活用表彰は、2014年度から始まり、知的資産経営を積極的に進める中小企業や、その支援を行うサービス企業を表彰することで、知的財産の重要性に対する認識を高めることを目的としています。このような取り組みを通じて、企業の発明や商標、デザインなどの保護と活用が進むことが期待されています。
今後の展望
勇心酒造は、今回の受賞を契機に、さらに知的財産を活用して革新を促進し、持続可能な社会の実現に寄与していく方針です。徳山社長は「今後もお米の新たな可能性を追求し、より多くの人々にライスパワーの恩恵を届けたい」と語っています。これからの展開には、大いに期待が寄せられています。
勇心酒造について
安政元年(1854年)に創業した勇心酒造は、地域に根ざした酒造りを経営の基本にしています。多様な自社製品を通じて、自然の恵みを活かし、もの作りに対する根本的な思いを大切にしている企業です。今後もライスパワーエキスに代表される技術を駆使して、新しい価値を創出し続けることでしょう。
お問い合わせ先
勇心酒造株式会社
〒761-2307 香川県綾歌郡綾川町小野2088-1
公式サイト
ECサイト