「iUtopia2025」で体験するJPYCガチャ
2025年11月、東京の竹芝で開催される【iUtopia2025】において、ステーブルコイン「JPYC」を利用した世界初のガチャ体験が実装されます。この取り組みは、情報経営イノベーション専門職大学(iU)とその関係企業の合同会社Imagination Studioによって実現されたものです。来場者は、特別に設置されたガチャ機を通じて新たな体験をすることができ、その流れを一気通貫で楽しむことができます。
JPYCとモバイルの融合
このガチャ体験は「iTouch Platform 25」という新しいプラットフォームを利用しており、来場者はJPYC決済用QRコードをスマートフォンのウォレットから読み取ることで、簡単にガチャを回すことができるのです。従来のようにお金を挿入する手間がなく、スムーズな体験を提供します。参加者は、ガチャを回す際に自動的に決済が行われ、「ガチャが回せます」とディスプレイに表示されるため、迷うことなく楽しむことができます。
新たな価値の創出
この実装は、iUが掲げる「ウォレット=ID+記録+決済」という理念を一層前進させるものであり、学生証や社員証の利活用も重要な要素です。来場者は、JPYCを使用して、実際に物理的なリワードを得ることができ、体験の価値が大きく広がるのです。この取り組みは、今後キャンパス内外での新たな価値移転を促進し、教育機関の枠を超えた利用が期待されています。
開発者の思いと課題
このプロジェクトを手掛けたImagination Studioの代表、村田圭梧は、「決済端末とガチャ機の同期は非常に重要な要素で、ハードウェアの設計は挑戦的でした。それでも実際に手を動かして要件を固めることができたのは貴重な経験でした」と語ります。ブロックチェーン技術の理解が必要で、ハードルの高さを感じつつも、運用を見据えた実装を進めることで、知識を積み重ねることができたことへの喜びも述べています。
未来展望
iUの松村教授は、このプラットフォームによって学生証やウォレットの利用が一体化し、出欠や決済のシームレスな体験を実現することで、学内生活の質を向上させることを目指しています。今後は、JPYCの決済環境を拡充し、NFT卒業証書の発行など新しい試みが予定されています。キャンパス内での食事など、日常のあらゆる場面でJPYCを活用し、学びを深めるサポートが行われることになるでしょう。
このように、iUが進める取り組みは、新しいガチャ体験にとどまらず、教育とブロックチェーン技術を融合させた新たな価値の創造を目指しています。日本初、世界初の挑戦にぜひ注目してください。