倉敷の名店・古狸庵が未来へ引き継ぐパンデミック後の味と心

倉敷の名店、手打ちうどん『古狸庵』が探す未来の味

岡山県倉敷市に位置する手打ちうどんの名店『古狸庵』は、創業56年を迎え、地域に根付いています。お店の味や理念を引き継ぐ事業承継者を現在募集しています。この重要な募集は、店舗の現在のオーナーである松浦一郎さん（75歳）の思いを継ぐ新しい仲間を見つけるためのものです。

『古狸庵』の歴史と魅力

昭和44年に創業した『古狸庵』は、地域の人々に愛され続けてきたお店です。松浦さんは、家族のように温かい雰囲気を大切にしながら、手作りのうどんにこだわってきました。特に人気である「鍋焼きうどん」や「うどん定食」は、毎日多くの客が訪れ、このメニューを味わうために足を運んでいます。

「お客様の『美味しかった』という言葉が何よりの励みだった」という言葉からは、松浦さんの料理に対する情熱が感じられますが、彼も75歳という年齢になり、体力的な面に不安を抱えるようになりました。そこで、この味を未来に残していくための後継者を見つけることに決めたのです。

水島信用金庫との連携

2023年には、地域の信用金庫である水島信用金庫と連携を強化し、事業承継のサポートに取り組んでいます。コロナ禍の影響を受けた地域経済を支えながら、新しい後継者を見つけることが目的です。水島信用金庫の高い信用力や情報網を生かしつつ、全国に広がるM&Aプラットフォームである『TRANBI』と協力して事業承継のサポートを行っています。

後継者募集の詳細

『古狸庵』では、事業承継において次のようなサポートを提供しています。

1. 手厚い引き継ぎサポート：1年以上の期間で、松浦さんから直接、手打ちうどんの技術や秘伝の調整方法を学ぶことができます。
2. 柔軟な引き継ぎ方法：即座の事業譲渡も可能ですが、まずは修行として雇用契約を結ぶことで徐々に学ぶこともできます。
3. 共同経営の承認：一人での経営はもちろん、夫婦や友人同士での共同経営も歓迎します。長年築き上げてきた温かい店舗の雰囲気を受け継いでいくことが大切です。

興味のある方は、ぜひTRANBIのページを訪れて詳細をご確認ください。倉敷の地で長く愛されてきた『古狸庵』の味と理念を受け継ぎ、地域に新しい風を吹かせるチャンスです。