夢職人とinvoxの共同プロジェクト「One by One インボイス」
2023年11月よりスタートした「One by One インボイス」は、株式会社invoxが主催する寄付プロジェクトです。このプロジェクトでは、同社の請求書サービスを通じて、子どもに関する様々な社会的課題を抱えるNPOに寄付を行うことを目的としています。特に、経済的に厳しい環境にある家庭を支援するための代表的な取り組みが「Table for Kids」です。これは、認定特定非営利活動法人夢職人が行う子どもに対する支援事業で、ひとり親家庭や低所得家庭を対象としています。
「Table for Kids」は、2020年12月からこれまでに、経済的な困難を抱える259家庭・735人をサポートしてきました。しかし、物価の急激な高騰により、多くの家庭からさらなる支援が求められています。そこで、invoxが提供する経費精算サービスからの寄付を活用し、より多くの家庭に具体的な支援を届けることに力を入れていく予定です。
Table for Kidsの具体的な取り組み
「Table for Kids」では、参加している飲食店や精肉店、青果店などの協力を得て、経済的な事情を抱える家庭に対しデジタルクーポンを配布しています。これにより、家庭は地域の協力店で食事を気軽に摂ることができ、日常の食費が軽減されます。これは、地域の新たなセーフティーネットを築く取り組みとも言えます。
夢職人の使命と今後の展望
夢職人の理事長である岩切準氏は、「子どもと若者の学びや育ちを社会全体で支える」というミッションを掲げ、さまざまな社会教育や社会福祉事業に取り組んでいます。事業の一環として、自然体験活動や文化的なイベント、地域教育コーディネートなどを行いながら、次世代を担う子どもたちが安心して成長できる環境づくりを目指しています。
さらに、dreamyと呼ばれる、子どもや若者の成長を支えるウェブメディア「Eduwell Journal」の運営も行っています。このメディアは、教育や福祉に関心のある人々に情報を提供し、社会全体で子どもたちを支える意識を高めるためのものです。
今後、invoxとの連携を深め、更なる支援が必要とされる家庭に対し、効率的で効果的な支援を届けられることが期待されています。
まとめ
「Table for Kids」が「One by One インボイス」に選ばれたことは、今後の支援が強化されることを示しています。経済的な問題を抱える家庭にとって、食卓に安心をもたらすこのプロジェクトは、多くの子どもたちの未来を支える重要な鍵となるでしょう。地域社会や企業、そして個人が協力し合い、経済的な支援だけでなく、心の支えも築いていくことが求められています。これからも、多くの家庭が安心して生活できる環境づくりに向けて、様々な取り組みが推進されていくことが期待されます。