ホテル雅叙園東京で体験する文化財に広がる極小アートの世界

ホテル雅叙園東京での極小アート体験

東京都目黒区に位置するホテル雅叙園東京では、2025年1月18日から3月9日まで「ミニチュア×百段階段～文化財に広がるちいさな世界～」を開催しています。この展示は、都指定有形文化財である「百段階段」を利用したもので、訪れる人々はさまざまなミニチュアアートやひな祭りの美しさを体感できます。

魅力あふれるミニチュアアート

展示の見どころは、19人の作家や蒐集家によって集められた多彩なミニチュア作品です。ここに展示されるのは、日常的なアイテムである食品やコスメ、日本の風景など、身近なものを巧みに縮小したアート作品です。特に1,150点以上の作品が一堂に集まり、訪問者は目を凝らしてその精密さを鑑賞することができます。遠近法を駆使したミニチュアハウスや、1700年代後半に製作されたドールハウスなど、各ジャンルの作品が揃い、視点を変えることで新たな魅力を発見できます。

芥子雛の特別なお雛祭り

展示の一部では、江戸時代に誕生した高級雛道具店「七澤屋」の雛道具や芥子雛が並び、約1,000点のコレクションが展示されています。これらの雛道具は、指先で持てるほどの小さな木製の人形から、当時の人々の遊び心を感じさせる精巧な仕掛けまで多岐にわたります。特に目を引くのは、5mmの貝殻に描かれた源氏物語54帖です。これを通じて、当時の文化や人々の暮らしの一端に触れることができ、古き良き日本の美を再認識できます。

不思議の国のアリスの体験

「不思議の国のアリス」をテーマにした展示も注目です。ジャイアントフラワーアーティストMEGUが手掛けた空間では、直径約2.5mの巨大な芍薬が迎えてくれます。訪れると、まるで自分が小さくなったかのような感覚に包まれ、花畑の中を歩く体験が可能です。この不思議な世界はフォトスポットとしても最適で、インスタ映えする写真が撮れること間違いなしです。