東唐津小学校で環境意識を育むアップサイクル授業
2024年9月24日と11月5日、佐賀県唐津市の東唐津小学校において、NPO法人唐津Farm&Foodが主催するアップサイクル授業が行われました。子どもたちはペットボトルキャップを使って、持久走大会のメダルを手作りするという貴重な体験を通じて、プラスチックごみ問題や資源の循環について学びました。
アップサイクルの醍醐味
9月24日の授業では、児童たちは細断されたペットボトルキャップを素材に、新たな価値を生み出すプロセスを体験しました。自分の好きな色を選び、プレシャスプラスチックの射出成型機で「3位メダル」を作成。仲間と協力しながら、機械操作や成型に挑戦し、廃プラスチックが新たな役割を果たす様子に心を打たれていました。
11月5日には、これに続いて「1位メダル」の制作が行われ、前回の経験を活かし、より積極的に取り組む姿が見受けられました。一つ一つ丁寧に作られたメダルは、世界に一つだけの作品となり、児童たちの手に渡ると、その表情には満足感が広がりました。
学ぶ楽しさと地域への思い
授業では、以下の4つのテーマが中心に据えられました。
- - プラスチックごみを環境に漏らさないこと
- - 一人ひとりが少しずつプラスチックを減らす意識を持つこと
- - 資源を大切にすること
- - 地域の海岸「東の浜」を守ること
特に地元の海岸「東の浜」に漂着する海洋プラスチックの問題についても触れ、身近な環境問題に対する理解と関心を深める機会を提供しました。児童たちは「自分ごと」として考え、環境保護への意識を高めることができたようです。
Precious Plastic 唐津の絆
唐津Farm&Foodは、オランダ発のオープンソースプロジェクト「Precious Plastic」の原則に基づき、地域で回収されたプラスチックごみを活用したアップサイクル活動を展開しています。唐津市でのワークショップや学校連携を通じ、子どもから大人まで誰もが楽しめる循環型社会の体験を提供し、地域全体の環境意識の向上に寄与しています。
更なる活動について
唐津Farm&Foodの公式サイトおよびSNSでは、今後の活動について最新情報が投稿されます。家庭で取り組める環境保護活動や、参加できるワークショップの情報も随時更新されるので、ぜひチェックしてみてください。また、こちらの活動を通じて、地域の未来が明るく、持続可能なものとなることを願ってやみません。
団体情報
この活動を通じて、未来の世代が持続可能な社会を築くための意識が育まれることを心から願っています。