幻想的な平安神宮で楽しむ「桜音夜」
京都市にある平安神宮で開催される「桜音夜」は、4月2日から6日の5日間に渡り行われます。また、1989年から続く「平安神宮紅しだれコンサート」の新たな形として、今年からその名を「桜音夜」に改め、より多くの方々に幻想的な夜桜とともに、雅楽の魅力を体験していただける機会となっています。
このイベントの特徴は、特別ライトアップが施された紅しだれ桜を背に、東神苑・貴賓館を舞台に多彩なアーティストたちが癒やしの音楽を届けることです。特に、この複合的なアート体験は平安時代の神秘的な空間を彷彿とさせ、訪れる人々に心の平安を与えてくれることでしょう。
出演者の魅力
今年の初日、4月2日には、雅楽の名手である東儀秀樹さんとその息子である東儀典親さんが出演します。二人は共に登場し、雅楽の伝統を受け継ぎつつも新しい表現に挑戦しています。秀樹さんは言います。「ここは幻想的で時空を超えたような錯覚を味わえる場所。出演するたびにその期待が膨らむ」とのこと。そして、親子ならではの深い絆を持った演奏が聴けるのも、このイベントの醍醐味です。
「狩衣をまとい、心を込めて演奏します」と語る典親さんは、世代を超えた音楽のセッションを通し、観客との特別なつながりを築こうとしています。聴いているだけで、時を超えた美しいメロディに包まれ、心が癒やされることでしょう。
開催概要
「桜音夜」は、完全入れ替え制の2部構成で進行されます。第1部と第2部の間に時間を設け、新たに入場される方々をお迎えするシステムです。会場には客席はなく、来場者は紅しだれ桜を散策しながら音楽を楽しむことができます。これにより、より自由なくつろぎながら幻想的な夜桜に魅了される体験ができるのです。
- - 日時: 4月2日(水)、3日(木)、4日(金)、5日(土)、6日(日)
- - 会場: 平安神宮(京都市左京区岡崎西天王町)
- - 時間:
- 第1部: 午後6時40分〜午後7時10分
- 第2部: 午後7時55分〜午後8時25分
*入場受付時間に注意が必要です。
入場料
入場料は二つの異なるプランがあり、コンサートのみの「コンサート付入場券」が一般4,000円(前売り3,000円)、未就学児は無料です。さらに、豪華な食事とコンサートがセットになった「お食事・コンサート付入場券」は1万5,000円で、特定の日とのみの販売となります。
この特別な5日間、平安神宮で心揺さぶる音楽と美しい夜桜を同時に楽しむことのできる機会をお見逃しなく。平安神宮桜音夜の公式サイトでは、詳細情報やチケットの販売が行われていますので、ぜひチェックしてください。特別な夜をご家族や友人と共に過ごしてみてはいかがでしょうか。