AIと人の育成革新
2026-08-18 10:48:43

パーソルキャリアがAIと共に進化する営業育成の新モデルを提案

パーソルキャリアが挑戦する営業育成の未来



パーソルキャリア株式会社は、転職サービス「doda」を展開する企業で、最新技術の活用により人材の育成モデルを刷新する取り組みを行っています。最近、ロサンゼルスで開催された世界最大級の人材開発カンファレンス「ATD International Conference & Exposition 2026」において、その新たなハイブリッド型人材育成モデルを紹介しました。

人とAIの役割分担による営業強化



この新モデルは、AIが知識習得や反復練習を支援し、人が対話や行動変容のサポートを行うという役割分担を明確にしています。これにより、営業トレーニングの効率化と質の維持を図っています。従来のトレーニング方法における属人化の問題を解消し、より多くのキャリアアドバイザーを育成することが可能になりました。

具体的には、育成プロセスを「スキル定義」「AIによる反復練習」「トレーナーによる対人フィードバック」「商談同席」「AIとの壁打ち」「トレーナーによる行動変容支援」という6つのステップに再構成し、この流れを全体的に見直しました。このアプローチは、最終的にトレーナーは心理的なサポートに注力できるようになります。

目指すのは人間にしかできない価値の強化



同社は、今回の取り組みを通じて、EQ(感情知能)の重要性にも注目しています。顧客との信頼関係の構築や深い理解、内省を促す対話などは、人間特有のスキルであり、AIには代わりがきません。このような力を高めることが、未来の人材育成において不可欠であると認識しています。

成果と実績



ハイブリッドモデルの導入により、転職希望者が初回面談後14日以内に企業の求人に応募する割合が37.7%から40.8%に向上しました。また、新卒・中途入社のキャリアアドバイザーの生産性も前年比107.6%という驚異的な成果を達成しました。

トレーナーの生産性は約25%向上し、対話やフィードバックの質も向上しました。新人キャリアアドバイザーは、AIとの反復練習を通じて、自信を持ち、自発的に顧客に対応できるようになったと評価されており、これにより顧客からも高い評価を得るようになりました。

世界の人材開発専門家との意見交換



ATD-ICE 2026での発表後、北米やアジアからの参加者に対して具体的な実装方法に関する質問が相次ぎ、参加者たちと活発な意見交換が行われました。このようなフィードバックは、今後の取り組みをさらに深化させる材料となります。

今後の展望



パーソルキャリアは、AI技術の進化を踏まえ、ますます高度化する人材育成モデルを目指しています。将来的には、自立駆動型AIエージェントの導入も視野に入れ、より質の高い育成を追求していく方針です。これにより、キャリアアドバイザーが持つ「人間らしさ」を最大限に活かしながら、さらなる価値向上を図っていきます。

人とAIがともに成長し、育成の現場に革新をもたらすこの取り組みは、今後の人材開発分野において重要なモデルとなることでしょう。


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