自治体ブランドランキング
2025-10-08 12:21:56

2025年の自治体ブランドランキングで注目の地域とは?

2025年の自治体ブランドランキングで注目の地域とは?



毎年、地域の魅力を再発見するきっかけとなる「いい部屋ネット自治体ブランドランキング」が発表されました。今年の調査には、全国の20歳以上の男女から計18万人を超える回答が集まり、その内容を基に自治体のブランド力が評価されました。

ブランド調査の概要


調査は、全国の自治体に対する印象を多角的に捉えるために行われ、各回答者は知っている自治体を評価しました。この評価は、好印象の割合から悪印象の割合を引いた「イメージDI」に認知率を掛け算して算出されます。これにより、認知されているが印象が芳しくない自治体といった形も可視化されます。

上位自治体の顔ぶれ


今年のランキングのトップは石川県の金沢市、続いて神奈川県鎌倉市、北海道の小樽市、函館市、札幌市が名を連ねており、観光地としても知られる地域が強い支持を得ていることが分かります。特に、北海道からは3つの都市がランクインしており、その魅力が全国に知られています。また、昨年からの順位変動も注目ポイントです。

昨年15位から大きくランクアップした沖縄県宮古島市や、栃木県の日光市もトップ10に名を連ね、地域特有の魅力が評価されています。

特産物の魅力にもスポットライト


興味深いのは、観光地としての認知度が高くないにも関わらず、特産物など地域の特徴が評価されている自治体も多数存在する点です。25位に入った京都府の宇治市(宇治茶)、29位の茨城県つくば市(学術・研究都市)、36位の愛媛県今治市(今治タオル)など、それぞれに強い個性を持った地域が登場しています。

大阪市の急成長


昨年はブランド偏差値が50未満で非公開となっていた大阪市が、今年は241位にランキングされました。この大幅な上昇には、大阪・関西万博の影響が大きいとされています。万博を契機に経済的な効果だけでなく、地域ブランドの向上にも大きな影響を与えたことは不容置けるでしょう。

認知度とイメージのバランス


調査結果からは、特に上位の自治体は認知度が90%前後でイメージDIも40~50%と、安定した支持を得ていることが見て取れます。一方で、100位以下の地域でも高い認知度を持つ自治体が存在するものの、イメージDIが低い場合はランキングにも影響を及ぼすという結果が出ています。中には、イメージDIがマイナスとなっている自治体もわずかに存在すると報告されています。

調査の詳細


この調査は、株式会社マクロミルに登録されたモニターを対象に、インターネットを通じて実施されました。各自治体の調査票を設定し、地域ブランドの認知や印象について詳しく尋ねています。調査期間は2025年2月21日から3月10日までの約3週間にわたり、性別や世代別にバランスの取れた回答が集められました。

まとめ


2025年の自治体ブランドランキングは、単なる観光地の評価に留まらず、特産物や地域特性が評価される多様なランキングとなりました。住む場所、訪れる場所のブランド力も考える良い機会です。地域の新たな魅力を見つけて、再発見してみるのはいかがでしょうか?


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