近年、気候変動の影響や自然災害の頻発が問題視される中、企業における防災・減災対策がますます重要になってきています。そんな中、株式会社パソナ日本総務部が新たに提供を開始したeラーニングサービス『そなトレ』は、企業の従業員に向けた画期的な教育プログラムです。このプログラムは、教材による基礎的な学習、実際の災害状況を360度体験できるVRコンテンツ、そして理解度を測るテストを組み合わせた三段階の内容で構成されています。
『そなトレ』が開発された背景には、従来の防災訓練が毎年同じ形式で行われ、参加者の理解度や意識の浸透に限界があることが挙げられます。また、リモートワークの普及により社員が分散している現在、全員が平等に防災教育を受ける機会を確保することも難しくなっています。これらの課題を克服するために、パソナ日本総務部は新たに「そなトレ」を立ち上げました。
プログラムはまず、テキストや動画を用いた基礎知識の学習から始まります。続いて、360度のVR体験を通じて、実際の災害時にどのように行動すべきかを体感することができます。この段階で、従業員は多様な選択肢から最適な判断を下す練習を行います。最終的には、確認テストでその理解度を評価されるため、しっかりとした知識定着が期待できます。
さらに、企業のニーズに応じてオフィス環境をVR化し、独自の防災マニュアルやルールを組み込むことが可能です。このカスタマイズにより、企業ごとの特殊なニーズにも柔軟に対応できるのが『そなトレ』の強みです。また、学習進捗やテストの結果は自動的に集計され、各従業員の理解度を可視化する機能も備わっています。これにより、企業全体の防災意識の向上を図ることができるのです。
このサービスの費用は、100アカウントまでで98,000円の年額で、追加分は100アカウントごとに73,000円です。導入に関する詳細な問い合わせは、株式会社パソナ日本総務部のコミュニケーション事業推進本部までお気軽にどうぞ。
関心の高まる防災教育を新たな形で実現した『そなトレ』。今後も企業の防災・減災力向上をサポートするために、パソナはさまざまな取り組みを続けていく予定です。従業員が自らの安全を守るための知識を深め、万が一の事態に備えるための第一歩を踏み出すことができるこのサービスに注目が集まります。