ダイケン、特注点検口依頼窓口を公開
建築金物や外装用建材で知られる株式会社ダイケンが、点検口に関する特注依頼を受け付ける専用窓口を2025年10月に公式ホームページ上に開設します。これにより、様々なニーズに応じたカスタマイズが可能となります。
点検口とは?
点検口は、建物の天井裏や壁内、床下の配管や配線点検、また構造確認のために設けられる開口部です。ダイケンは1963年から点検口を製造・販売しており、豊富なラインアップを展開してきますが、それでも現場ニーズに完全には応えきれないことがありました。例えば、規格品のサイズや色が合わない場合や、特殊な用途に対応したオーダーメイドのリクエストが存在しています。
新たに設けられた「点検口お問い合わせフォーム」
こうした多様なニーズに応えるため、ダイケンは特注品に関する専用の窓口「点検口お問い合わせフォーム」を公式ホームページに設置しました。
こちらからアクセスできます!
また、点検口に関するカタログでも同様の情報を提供しており、ユーザーが簡単にアクセスできるよう配慮されています。
実績のある特注点検口の例
新たな窓口に寄せられたリクエストからは、次のような製品が実際に製作されました:
1.
ウッドデッキ向け床点検口KFDIK
- 厚さ30㎜、幅145㎜のウッドデッキ材に最適化された床点検口です。加工手間が少なく、設置が容易です。
2.
ステンレス目地の壁点検口WMS
- タイル仕上げの壁材に合わせたデザインで、見た目にも配慮した点検口です。
これらの製品は、特定のニーズをしっかりと捉えた結果生まれた成果です。
ダイケンの豊富なラインアップ
ダイケンでは、さまざまな点検口をラインアップしています。天井や壁、床用の点検口に加え、非住宅用床点検口や床下収納庫など、幅広い用途に対応しています。
今後は、集合住宅や公共施設、商業施設への販売にも力を入れ、さらに多くの顧客のニーズに応えていく方針です。
ダイケンの歴史と未来
ダイケンは1924年に大阪で戸車の製造を始めて以来、建築金物や内外装建材、エクステリアに至るまで多様な製品を手がけてきました。駐輪場の屋根や自転車ラックの分野ではトップメーカーとしての地位を確立し、日本初の家庭用物置の製造も手がけました。
製品の幅広さがダイケンの強みであり、パーソナルからパブリックスペースまで、幅広い建築物で利用されています。
普段は意識しにくい「問題がなくて当然なもの」に対して、最新技術やアイデアで研究開発を続けるダイケン。今後のサービス展開にも期待が寄せられます。