パシフィックコンサルタンツ、中部DX大賞敢闘賞受賞の喜び
このたび、パシフィックコンサルタンツ株式会社が国土交通省中部地方整備局が主催する「令和6年度 中部DX大賞」において、出水時の対応を省力化する「水防災業務支援システム」によって敢闘賞を受賞しました。企業の持続可能な成長を支えるDX(デジタルトランスフォーメーション)の普及を促進することで、中部地域におけるインフラ技術の発展に貢献することが期待されています。
中部DX大賞とは
中部DX大賞は、インフラ分野におけるデジタル技術の導入と普及を奨励する目的で設立されました。優れた技術と積極的な取り組みを評価し、中部地域内でのDX推進を目指しています。公式ホームページでは、詳細な情報が提供されています。
「水防災業務支援システム」の機能
受賞の要因となった水防災業務支援システムは、特に出水時における河川管理者のために設計されたシステムであり、以下の二つの主要な機能を有しています。
1. 出水状況把握機能:この機能は、河川水位やカメラデータ、被害想定などのさまざまな情報を集約し、河川管理者が直面する出水状況を把握しやすくする機能です。これにより、管理者は必要な情報を迅速に取得し、状況を的確に理解することが可能になります。
2. 意思決定支援機能:出水時に対応が必要な状況で、河川管理者がどのように行動すればよいかを管理し、進捗状況を追跡することができます。また、対応を忘れずに行うための確認機能も備わっています。これらの機能を活用して、河川管理者の作業効率が向上し、出水に対する素早い対応が可能となります。
選考プロセス
中部DX大賞の選考は、有効性、先進性、波及性の観点から厳正に行われ、選考委員会により評価された上位10社に対して表彰が行われました。パシフィックコンサルタンツの取り組みは、これらの基準においても高く評価されました。
今後の展望
現在、この水防災業務支援システムは複数の河川事務所で構築され、運用されており、今後もさらなる効率化と省力化を目指して提案を行っていく予定です。また、多くの利用者がこのシステムを活用しやすくするため、得られたノウハウを基に、一部機能をパッケージ化し、よりリーズナブルに提供するプランの準備を進めており、広範な普及を図っていきます。
パシフィックコンサルタンツ株式会社の紹介
パシフィックコンサルタンツ株式会社は、1951年に設立されて以来、70年以上にわたり、建設コンサルタントとして国内外の様々な社会インフラに関与してきました。その専門性は、都市計画から交通インフラ、さらには水資源管理に至るまで多岐にわたります。ビジョンとして「未来をプロデュースする」を掲げ、持続可能な社会の実現に向けて新たな価値を創造し続けています。
会社概要:
- - 所在地:東京都千代田区神田錦町三丁目22番地
- - 代表者:代表取締役社長執行役員 大本 修
- - 公式HP: パシフィックコンサルタンツ
この度の受賞を契機に、同社のさらなる発展と地域インフラへの貢献が期待されます。

