スポーツ科学とMUIC Kansaiが新プロジェクトを始動し健康社会を目指す

健康が当たり前の社会を目指して

株式会社スポーツ科学（アローズラボ＆ジム）は、日本の健康問題に立ち向かうため、一般社団法人関西イノベーションセンター（MUIC Kansai）との連携による新たなプロジェクトを発表しました。本プロジェクトでは、スポーツ科学の知見を用いた健康支援の実現を目指します。特に生活習慣病予防や健康寿命の延伸に焦点を当てています。

1. プロジェクトの背景と目的

日本は少子高齢化が進んでおり、健康問題がより深刻な社会課題となっています。これに応える形で、株式会社スポーツ科学は、長年の研究データを活用した新たな健康支援プロジェクトを策定しました。このプロジェクトでは、アスリートのパフォーマンス向上を支える知見をもとに、一般市民が健康な生活を送るためのサポートを行います。

特に注目すべきは、「貯筋®」や「5大基礎体力」の概念を活用することで、個人が自立した生活を長く送ることができる環境を作ることです。また、民間主導による健康サービスの提供により、医療に対する依存を減らし、生活習慣病の予防を実現したいと考えています。

2. プロジェクトの具体的な施策

このプロジェクトでは以下の施策が展開されます：

- スポーツジムと宅配食サービスの組み合わせ：生活習慣病の予防や生活機能の維持・向上を目指します。地域限定での実証実験を開始し、利用者のフィードバックを収集します。
- 健康データの活用：健康診断の情報や日々の生活データを記録し、パーソナルヘルスレコード（PHR）として活用します。

このため、MUIC Kansaiのスタートアップ支援補助金を活用し、実証実験の初期費用を確保する予定です。これにより、スムーズな実施が見込まれます。

3. 富士通との連携

株式会社スポーツ科学は富士通とも連携し、データ活用を最大化する取り組みを進めています。具体的には、ユーザーの運動や食生活の実態を把握し、さらにAIを活用することで個別最適化された健康支援を行います。この取り組みは、利用者一人ひとりに対する個別のサポート体制を強化することを目的としています。

4. 今後の展望と参加者募集

本プロジェクトを通じて、株式会社スポーツ科学は「健康が当たり前の社会」を実現することを目指しています。今後はさらなる地域への展開や、自治体や企業との連携を検討しています。また、実証実験への参加者募集も行う予定で、広く一般の方々に参加を呼びかけています。持続可能で実効性のある健康支援モデルの確立を目指し、引き続き情報発信に力を入れていくとしています。