企業間の知見を共有しCopilotの活用を促進する交流会を開催
アンドドット株式会社(以下:アンドドット)は、ウチダスペクトラム株式会社(以下:ウチダスペクトラム)および日本マイクロソフト株式会社(以下:マイクロソフト)の協力のもと、Microsoft 365 Copilot(以下:Copilot)に関連する企業の推進担当者向け交流会を開催しました。このイベントは、今後のコミュニティ化を目指した試行的なものとして実施され、参加者は社内の課題や経験を共有する貴重な機会となりました。
企業の枠を超えた知識の交流
この交流会には、Copilotの導入や活用を進める企業の指導者が集まりました。会では主に「社内展開の課題」「つまずき」、「定着化に向けた工夫」について意見が交わされました。参加者同士が平等にアイデアを交換することで、Copilotをより効果的に社内で活用するための具体的な成功の要因を持ち帰ることができました。
広がりを見せるCopilot導入の現状
Copilotの活用は、企業内で一部の部門にとどまり、全社展開がなかなか進まないという課題があります。また、成功事例やノウハウを社内で共有するのが難しいことや、推進担当者の孤立が問題視されています。アンドドットは、こうした課題を打破するために、ウチダスペクトラムおよびマイクロソフトと共同で、この交流会を実施しました。
参加企業の多様な状況
このイベントには、エンタープライズ企業を中心に9社団体が参加し、各社におけるCopilotの活用状況には明らかに違いが見られました。ある企業群では、慎重に導入を検討する姿勢が強く、「今後はどのように展開していくべきか」という具体的な議論が行われました。一方でもう一つのグループでは、すでに広範囲にユーザーを展開している企業と、導入初期段階の企業が混在し、成熟度の異なる組織同士での意見交換が行われました。興味深い意見も多く寄せられ、以下のような声がありました:
- - 「成熟度が違っても同じ立場の人と話せるのは価値がある」
- - 「他社の課題や視点を知ることで、自社の改善点が見えてきた」
これにより、異なる成熟度を持つ企業同士の交流が、双方にとっての貴重な学びの場となったことが特徴的です。
イベントの具体的な概要
交流会はMicrosoft 365 Copilot 活用推進交流会として名称付けられ、アンドドット、ウチダスペクトラム、マイクロソフトの共催で行われました。開催場所はマイクロソフト本社で、エンタープライズ企業の推進担当者が集まりました。参加者はグループに分かれ、社内展開時の課題、推進の工夫、成果などを具体的に共有しました。さらに、マイクロソフトからはCopilotおよびGPT-5の最新情報が紹介され、その後に行われた意見交換は非常に活発でした。
参加者からは「他社の取り組みを聞いて社内展開に向けた参考になった」「明確な課題が把握できた」「同じ立場の人との会話が貴重だった」などの感想も寄せられました。アンケートの結果は平均満足度4.3/5という高評価を得ており、今後の継続希望の声が多く上がりました。
コパラボ設立に向けた展望
今回の交流会は、将来的にCopilotの活用コミュニティ「コパラボ(Coplab)」を設立するための試行と位置付けられています。コパラボではプロンプト設計や利活用ルール、ガバナンス整備、定着支援など、実践的なテーマに焦点を当てた勉強会や交流会を継続的に開催し、Copilotを中心とした実践知共有のプラットフォームとして発展していく予定です。
アンドドットの応援
アンドドットは、企業におけるCopilot導入後の利用促進と定着をサポートするソリューションを提供しています。特に「Copilot Studio」を用いた業務エージェント構築の支援や、ワークショップ・アイデアソン形式の研修を通じて、顧客の現場業務に即したAI活用を促進しています。大手企業や自治体、教育機関など多くの組織において、Copilot活用の実装・定着・教育支援を実施し、実務に根ざした支援を強みとしています。
まとめ
交流会を通じて、企業間の壁を越えた知見の共有が行われたことは、今後のCopilotの活用において不可欠な要素となるでしょう。また、コパラボの設立に向けた取り組みが、企業にとっての新しい価値創出につながることが期待されています。