株式会社白山、新工場設立と増産体制強化へ
光コネクタ部品市場で世界シェア2位の株式会社白山(本社:石川県金沢市、社長:米川達也)は、2025年春から夏にかけて埼玉県に新工場を設立することを発表しました。これは、生成AI技術の普及により急増する光コネクタ部品の需要に応えるための重要なステップです。
新工場設立の背景
ここ数年、特にデータセンター市場では生成AIやクラウドサービスの普及が進んでいます。これに伴い、株式会社白山が誇る多心光コネクタ部品「MTフェルール」の需要が急拡大しています。この製品は、光ファイバーを正確に接続し、高速かつ安定した通信を支える重要な役割を果たしています。2026年までには市場成長が見込まれ、ドイツの調査会社Statistaによれば、データセンター市場は2024年から2029年にかけて50%の成長が見込まれています。新工場設立により、この急成長する需要に迅速に対応できる体制を構築する計画です。
採用計画と地域への貢献
新工場の設立に伴い、株式会社白山は新たに約40名の人材を採用するとしています。現在の社員数は131名であり、この取り組みにより約30%の増員が見込まれます。これによって、地域経済への貢献を図り、石川県および埼玉県内での雇用を創出します。新工場の運営には製造人員だけでなく、品質安定を支える工場技術人員や新製品開発を担当する人材、そして販売体制を強化するためのマーケティング部門や営業部門の人員も必要とされます。
既存工場との連携
新工場では新たな製造設備を導入し、既存の石川工場と連携を図ることで生産効率を最大限に引き上げます。さらに、石川工場も設備投資を行い供給能力を向上させることで、より強力な生産体制を構築します。
市場性と今後の展望
光通信分野は生成AI技術の進化に伴い、急速にニーズが拡大しています。特に北米や中国市場での成長が顕著であり、株式会社白山の「MTフェルール」はその高精度と信頼性で評価されています。増産体制の強化は、今後のグローバル通信インフラの進化に大きく寄与することが期待されています。
採用戦略の強化
株式会社白山は、人材採用を加速させるために、2024年の夏からリファラル制度を導入しました。この制度を通じて、社員が友人や知人を紹介することで採用を促進しています。現在までに、研究関連の人材が既に2名入社し、さらに2名の採用が決定しています。紹介した社員には報奨が提供され、マッチする人材を獲得するための取り組みを進めています。
採用情報
新たな成長フェーズに向けて、株式会社白山では変化が著しい市場で自らの能力を試したい方を募集しています。金沢本社や石川工場の若手・中堅社員を対象とした中途採用ページでは、求人内容や働きやすい環境を詳しく紹介しています。株式会社白山は完全週休2日制で年間休日は126日。有給休暇は1時間単位消化でき、年間平均取得率は72%に達しています。中途採用者も入社2か月後から有給が使用可能で、フレックスタイム制度を活用することでワークライフバランスを大切にした働き方が可能です。人事制度や社員研修、資格取得支援も充実しており、企業の成長と社員のキャリア形成を目指しています。
ぜひ詳細をご覧いただき、未来の通信インフラを共に支える仲間として応募してください。
株式会社白山は、今後も通信インフラを支える企業として、技術革新と社会貢献に努めてまいります。お問い合わせは株式会社白山広報チームまで。メール:
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