日中助産師相談が平日毎日のサービスに拡充
小さなお子さんを持つ保護者にとって、日々の育児に関する疑問や不安を抱えながら生活するのは、少し心細いものではないでしょうか。そんな中、株式会社Kids Publicが提供する「日中助産師相談」は、2026年4月1日から平日毎日の相談対応を開始することが決定しました。これにより、週3日の相談日が毎日になることで、より多くの親たちが時間を気にせずに助産師に相談ができるようになります。
日中助産師相談とは
「日中助産師相談」というのは、LINEや電話、ビデオ通話を通じて小児科医や助産師に直接相談ができるオンライン健康医療相談サービスです。2023年から本格的に自治体向けに提供されるこのサービスは、妊娠中や子育て中の悩みや不安を気軽に助産師に相談できる場所として、多くの利用者に親しまれています。
チャット形式で、時間内であれば何度でもやり取りができるのがこのサービスの大きな特長です。これまで利用者からは、0歳児を育てている保護者からの相談が主に寄せられており、育児や離乳食に関する悩みが多くを占めています。
相談日の拡充に至った背景
「日中助産師相談」は、元々2021年に神奈川県横浜市で試験的に運用され始め、その後2023年からは全国の自治体に導入されたものです。厚生労働省が推進する「妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない支援」に伴い、支援体制の充実が求められる中で、「ちょっとした子育ての相談相手」が身近にいない家庭が増加しています。
こうした状況を受けて、利用者や導入自治体からの要望に応える形で相談日を平日毎日へと拡充することが決定されました。これにより、多くの子育て家庭が気軽に助産師にアクセスできる環境が整います。
オンライン相談の可能性
多くの自治体では、対面での育児相談や健康診断を行っていますが、外出が難しい状況や子どもの成長に伴い健診機会が減少することもあります。オンラインサービスでは、時間や場所を問わず相談が可能というメリットがあります。
実際に「日中助産師相談」では、2021年から2025年3月までの期間に寄せられた相談件数は6,547件にのぼり、1週間あたりの平均相談件数は31.5件に達しています。特に忙しい育児の合間にも気軽に相談できるという点が、多くの親たちに支持されているのです。
利用者からの声
導入された自治体からは、オンライン相談が切れ目のない支援を実現する一助となっているという意見が寄せられています。特に、相談に足を運ぶことが難しい妊産婦などにとって、このサービスがさらなる安心感をもたらしているようです。対応する助産師も、相談者に寄り添いながら様々な問題に関して支援を行っています。
「助産師」といえば、一般的には出産や授乳に関する相談をイメージするかもしれませんが、育児やメンタルヘルスに対するサポートも行っています。特に育児の悩みは一人では抱え込まずに相談することが大切というメッセージが強調されています。
まとめ
日中助産師相談が平日毎日対応に広がることで、より多くの親たちが気軽に助産師に相談できるようになります。妊娠中や育児に不安を抱える方々にとって、頼りになる存在となるでしょう。ぜひこの機会に、健康サポートの一環として「日中助産師相談」を利用してみてはいかがでしょうか。