iU新プロジェクト「PPP」の概要
東京・墨田区に位置するiU(情報経営イノベーション専門職大学)は、一般社団法人CiP協議会と共同で新たなプロジェクト「Pop Power Project」、略して「PPP」をスタートします。このプロジェクトの目的は、マンガ、アニメ、ゲーム、音楽、映画、映像、ファッション、食などを含むポップカルチャーに特化したコミュニティを形成し、様々な人材の育成やイベントの開催、調査・研究などを行うことです。2025年4月には本格的に活動を始める予定で、メディアや文化、経済などの専門家たちが熱心にこのプロジェクトに取り組んでいます。
PPPのキックオフ
2023年2月18日、東京・丸の内にて約100名の参加者が集まり、キックオフパーティーが開催されました。注目すべきは、著名な企業の代表者や大学の教授、さらには文化庁や経済産業省の関係者たちが揃って出席したことです。これにより、PPPが幅広い業界からの支持を受けていることが見て取れます。
参加者の顔ぶれ
出席者には、澤邊芳明氏(ワントゥーテン代表取締役社長)、小野打恵氏(ヒューマンメディア代表取締役社長)、そして多くの企業と研究者が名を連ねています。特に、エンタメ業界の重要なプレイヤーたちがこのプロジェクトに参加しており、その規模と影響力は計り知れません。これはまさに、日本のポップカルチャー界での新たなチャンスを創出する瞬間でもあります。
Pop Power Project(PPP)のビジョン
「Pop Power Project」通称PPPは、ポップカルチャーの力を最大限に引き出すためのコミュニティです。日本の文化が世界中で注目を集めているこのタイミングで、PPPはその流れを後押しし、クールジャパン政策から生じる経済効果を向上させる狙いを持っています。しかし、現状では人材育成やAI、海賊版といった課題も多く存在します。
このプロジェクトでは、ジャンルや業界を越えた横の連携を重視しており、クリエイター、プロデューサー、研究者、政府、ユーザーまで、さまざまなステークホルダーが集まる場を提供することで、共通の問題を解決し新しいビジネスを生み出すことを目指します。
PPPの活動内容
PPPの主な活動内容は以下の通りです:
1.
人材育成:国際的なプロデューサーを育成し、学生のインターンシップや就職支援を行います。また、講座やインタビュー、ケーススタディも行います。
2.
イベント:国内外のイベントへの参加や、新しい未来を見据えた企画を実施します。
3.
調査研究:コンテンツ年表の作成や、AIとコンテンツの融合に関する研究会を設立します。
4.
政策提言:政府や経済団体にインプットを提供します。
PPPへの参加者募集
PPPは、ポップカルチャーに関与するクリエイターやプロデューサー、研究者などを含む会員を募集しています。賛同企業はサポートを提供するだけでなく、出席したイベントでの企業PRや交流会への参加も可能です。会費は年30万円で、運営方針や活動内容を共に考える運営会議に参加することができます。興味のある方は、公式ウェブサイトから申し込みができます。
この新たな取り組みを通じて、日本のポップカルチャーの未来を明るく照らすことができるのか、大いに期待が高まります。