モバイルレジェンド:Bang Bang、M7世界選手権での新たな戦いが始まる
2025年11月19日、シンガポールにおいてEスポーツワールドカップ(EWC)での視聴者数が過去最高を記録した『モバイルレジェンド:Bang Bang』(MLBB)が新たな歴史を刻む。特に注目されるのは、Mid Season Cup(MSC)で同時接続視聴者数が300万人を超えた点だ。この快進撃を受け、ゲーム企業のMOONTON Gamesは、モバレEスポーツ界の最高峰、M7世界選手権(M7)の出場枠について正式に発表した。
M7は、インドネシアのジャカルタで開催されることが決定しており、MLBBファンにとって「原点への帰還」となる壮大な大会となる。特に新たな形式として、2つのワイルドカードチームが本戦出場権を得ることになり、ますます熱い展開が期待される。選手たちは、国内外から集まったチームとともに、王座を賭けて競い合う。
日本のチーム、ZETA DIVISIONは、M7日本予選グランドファイナルでLLG Open Sesameに勝利し、M7のワイルドカード戦に進出を果たした。これは日本にとっても大きな意義を持つ出来事であり、5大会ぶりのMシリーズへの参戦となる。
「私たちはMLBBの国際舞台で再び競えることを誇りに思います。」とZETAの選手は語る。この大会に挑む姿勢は、彼らにとって特別な意味を持っている。M7では、世界中から選ばれた22組のトップチームが賞金総額100万ドルを懸けて激闘を繰り広げる予定だ。
大会は、まず8チームによるワイルドカード戦が実施され、そこから勝ち上がる2チームが本戦出場権を獲得する。M7の新形式は、特に新興地域のチームにとって、国際舞台での栄光を手にする機会を与えるもので、モバレEスポーツの活性化を象徴するものとなるだろう。
また、MLBBはEスポーツ界でも屈指の人気を誇るタイトルであり、EWC25においても注目を浴びている。累計視聴時間が5,032万時間を超えるなど、ファンの圧倒的な支持を示すデータも出ている。特にEWC25では、同時接続視聴者数が306万人を記録し、MLBBの注目度が一層高まっていることがわかる。
MOONTON GamesのグローバルEスポーツ部門責任者、タイガー・シュウ氏は、「M7はインドネシアの文化とスポーツ精神を祝福する場であり、ファンの情熱を世界と分かち合う素晴らしい機会です。」と述べた。インドネシアは、MLBBのホームグラウンドとして知られ、今大会はその地で再び開催されることで、より深い意義を持つ。
インドネシアでは、MLBBファンの熱気が盛り上がり、EWC25ではTeam Vitalityの優勝が大きな注目を集めた。女子MLBBタイトルにおいても、インドネシア代表が無敗での勝利を収め、競技史に新たな基準を打ち立てた。
MPLインドネシアシーズン15のグランドファイナルでは、満員の観客が熱狂し、観戦の醍醐味が体感された。Eスポーツはもはや単なるゲームを超え、国民的な関心を集めるイベントとなっている。これにより、国際的なSNSでの反響や視聴数は、インドネシア語による実況が重要な役割を果たし、MLBBの魅力をさらに引き立てている。
M7は今後、MLBBが国際Eスポーツのシーンにおいてその存在感をさらに高める舞台として、ジャカルタで行われることが期待されている。MLBBは、ファンにとって特別な意味を持つこの大会で、新たな記録を打ち立てることができるのか、世界中の注目が集まる。選手たちの情熱が交錯する一戦から目が離せない。とはいえ、全チームにとってこの大会は、忘れられない物語の一部となるであろう。