栃木県初のESGマーク認証を取得した進駸堂販売の取り組み
株式会社進駸堂販売は、企業ドクター集団である株式会社フォーバルのグループ会社として、栃木県で初めてESGマーク認証を取得しました。この認証は、環境、社会、ガバナンスの観点から持続可能な経営を実践している企業に付与されるもので、進駸堂販売は栃木県におけるESG経営の先駆者としての役割を担うことになります。これを機に、地域の中小企業のESG経営をリードしていくことが期待されています。
ESGマーク認証の背景と目的
栃木県では、地方創生に向けた様々な取り組みが進行中であり、小山市では「小山市ゼロカーボンシティ&ネイチャーポジティブ」を宣言しました。この宣言により、2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにし、2030年までに自然を回復させることを目指しています。この動きは、企業にも大きな影響を与え、特に中小企業では人材の定着率や離職率が課題となっているため、ESG経営の重要性が増しています。
中小企業の経営者たちは、リソース不足に直面しながらも、ESG経営を取り入れることが“なくてはならないドレスコード”として認識せざるを得ない状況にあります。進駸堂販売のESGマーク認証取得は、こうした課題克服のための重要な一歩となります。
ESGマーク認証制度について
一般社団法人中小企業個人情報セキュリティー推進協会(SP2)が運営するESGマーク認証制度は、中小企業がESG経営を実践していることを評価・証明します。この制度によって、企業は自社のESGへの取り組みを可視化し、ステークホルダーとの信頼関係を構築できます。また、2024年9月30日からは特定の入札資格要件にもこの認証が含まれることが決まっており、ますます注目されています。
ESGアドバイザー制度とは
ESG経営に必要な基礎知識を持つ専門家として認定される「ESGアドバイザー」も重要な役割を果たします。これにより、中小企業がESG経営を円滑に実施できるよう、専門的な支援が提供されます。
進駸堂販売の今後の展望
代表取締役社長の森由光氏は、進駸堂販売のクライアントがサプライチェーンの中で直面している課題に焦点を当て、脱炭素や人的資本に関する取り組みの重要性を強調します。特に学校教育の現場でも、子供たちのSDGs教育が進む中で、企業がこの動きにいかに応じるかが求められています。森氏は「選ばれる企業、選ばれる学校、選ばれる自治体」を目指すとの意向を表明しており、自社がこの認証を取得したことで、お客様にもESG経営の取り組みを推進できるようサポートしていきたいと考えています。
進駸堂販売の企業概要
進駸堂販売は、明治時代に創業した進駸堂の後を受け、分社化された企業です。学校教科書や教材、事務機器の販売を通じて、官公庁や教育機関、法人などの業務の生産性向上に貢献しています。今後は「お客様と伴走」をテーマに、DXの推進にも取り組み、地域社会の文化や教育レベルの向上に寄与していく方針です。
公式ウェブサイト:
進駸堂販売
これからも進駸堂販売のESG経営に対する取り組みにご注目ください。