AI開発に役立つデータ
2025-08-19 10:01:02

Visual Bankが多様な歩行データセットを発表しAI開発を加速

新たに登場した『Qlean Dataset』の歩行データセット



AIの発展が進む中、データの質と多様性が求められています。Visual Bank株式会社は、傘下のアマナイメージズを通じてAI学習用に特化した『Qlean Dataset』を提供しています。この度、4種類の老若男女の歩行動画を収録したデータセットが加わり、AI開発の可能性がさらに広がりました。

Qlean Datasetとは?


『Qlean Dataset』は、商用利用が可能なオリジナルデータを集めたデータソリューションです。用意されているデータは、さまざまな用途に柔軟に組み合わせることができ、アノテーションされたデータやニーズに合わせた拡張にも対応しています。現在、千葉ロッテマリーンズや東洋経済新報社との提携や新規収録を進めており、データの質と量ともに向上しています。

歩行動画データセットの詳細


4種のデータセットは、国内外の多様な人々を対象にした内容となっており、以下のような分け方で提供されています:
1. 屋内(建物のエントランス)外国人ver:116名の外国人が歩行する様子を記録した696本の動画。
2. 屋内(建物のエントランス)日本人ver:470名の日本人が登場する2,820本の動画。
3. 屋内(グリーンバック)日本人ver:10歳から70歳以上までの男女200名の動画が1,200本。
4. 屋内(会議室)日本人ver:多様な年代の70名に対し、1,050本の動画。

これらのデータは、各種属性を持ち、装飾品の有無、年齢、性別、国籍など幅広い要素を含んでいます。

歩行データのユースケース


このデータセットは、さまざまなAI開発に役立ちます。たとえば、商業施設での人流解析や動線最適化、顔に依存しない人物識別AIの訓練、国籍や年齢による歩容認証AIの精度向上など、多岐にわたる応用が考えられます。また、高齢者向けの転倒予兆検知システムの研究にも利用できるため、社会的貢献も期待されています。

今後の展望


Visual Bankは、AI開発の未来を見据えたデータインフラの構築に取り組んでおり、『Qlean Dataset』を用いた新しい可能性を探求しています。今後も、さらなるデータ収集やパートナーシップを強化し、より多様なニーズに応えるデータセットのラインナップを充実させていく予定です。

関連セミナー情報


8月28日に開催されるセミナーでは、VLM開発における高精度を維持する方法についても紹介されます。データ整備に関心のある方はぜひ参加を検討してみてはいかがでしょうか。参加はオンラインで無料となっています。

データ収集の負荷を軽減し、開発スピードを向上させる『Qlean Dataset』は、AIの未来を切り開く重要な要素となることでしょう。これからのAI開発に期待が高まる中、Visual Bankの新しい取り組みに注目が集まります。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

関連リンク

サードペディア百科事典: AI開発 Visual Bank Qlean Dataset

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。