新社会人の住まい探しに関する調査結果
2022年から2024年にかけて新たに社会人となる高卒・大卒の若者たちを対象に、アットホーム株式会社が実施したアンケート調査。その結果から、新社会人のライフスタイルや価値観、住まい選びに関する重要なポイントが浮かび上がってきました。
コミュニケーションの新しいスタイル
新しく社会に出た若者たちが仕事でのコミュニケーションにどのようにアプローチしているのか、興味深い結果が出ています。調査によれば、約8割の新社会人が「電話よりも、メールやLINEでのコミュニケーションが得意」と回答しました。これは、デジタルネイティブ世代が育っていることを反映しています。
さらに、入社前にFaxを使ったことがない割合は約6割、固定電話に触れたことがない人も約3割と、従来のコミュニケーションツールへの抵抗感が見て取れます。このような環境の中で、上司や先輩社員とのコミュニケーションにおいて違和感を感じた経験がある人は約6割にのぼり、その要因として「メールやLINEを使えないのでFaxしてほしいと言われた」というエピソードも寄せられました。
若者が選ぶ住まいの条件
賃貸物件を探す際の条件として、重視されるのは「通勤・通学に便利」な立地や「バス・トイレ別」といった基本的な設備がトップに挙げられています。調査によると、約8割の新社会人が「モニタ付インターホン」のある物件に住んでおり、約7割が「独立洗面台」を意識して物件を選んでいることが明らかになりました。また、インターネット無料の住居も半数以上が選んでおり、利便性を重視した傾向が強いと言えます。
住まい探しの方法
物件探しにおいて新社会人がどのように情報を集めているのかも興味深い結果を示しています。約31%の人が「不動産ポータルサイトで検索した」と答えており、近年のデジタル化が物件探しの主流であることが浮き彫りになりました。さらに、住みたいエリアの家賃情報を調べた新社会人は約8割に達し、事前にしっかりとした情報収集を行っていることが伺えます。
最近の動向として、「入居申込」や「重要事項説明」などの手続きをオンラインで行った新社会人も約3割にのぼり、利便性を求める彼らのニーズに応える不動産業界の変化も感じられます。
まとめ
アットホームの調査結果を通じて浮かび上がるのは、新社会人がデジタル世代ならではのコミュニケーション方法や住まい選びの基準を持っていることです。彼らにとって便利で快適な住環境は必須であり、その期待に応える新たなサービスが求められています。今後もアットホームでは、地域に密着した情報提供や新たな調査を通じて、住まい選びをサポートしていく予定です。新社会人の皆さんがどのような住まいを選ぶのか、今後の動向にも注目です。