南葛SCを応援しながら地域防災にも貢献する新たな取り組み

南葛SCを応援しながら地域防災にも貢献する取り組み

東京都江東区にこのたび、サッカークラブ「南葛SC」を応援する広告看板が設置されました。これは、消火栓標識株式会社が、地域防災とスポーツチームの支援を両立させる試みとして、広告デザインを提供した東京都内のデザイン会社「マーズアタック」と協力して行われたものです。

広告看板の設置

広告看板は、チーム名とロゴ、スポンサー名を左右に配置された形で視認性が高く、地域の皆さんに「南葛SC」を身近に感じてもらえるよう意図されています。実際の設置には、南葛SCの選手たちも立ち会い、地域への想いを示しました。

消火栓標識の重要性

消火栓標識は、火災発生時に迅速に水を供給するための消火栓の位置を示す重要な役割を果たしています。全国には約70万カ所の消火栓があり、その管理は主に民間企業によって行われています。しかし、広告枠の認知度が低く、東京都内では約80%が未利用という現状があります。広告収入を活用しつつ、利用促進を図るために新たな取り組みが必要とされています。

地域密着のプロスポーツチームとの連携

消火栓標識株式会社は、地域の防災活動に興味を持つ企業が広告出稿しやすいよう「消火栓標識パートナーシップ制度」を設立し、南葛SCのような地域密着型のプロスポーツチームと連携し、広告スペースの活用を進めた結果、地域防災の強化とチームの応援を両立させられる仕組みを構築しました。2024年から開始予定のこの制度では、全国の様々なスポーツチームと連携を強化していく方針です。

街とともに盛り上がる

この取り組みは地域防災の観点からも意義があります。消火栓の位置を可視化することで、火災時の迅速な対応が可能となり、地域全体の安全性が向上します。さらに、地域に根ざす企業が広告を出すことで、チーム名やロゴが含まれることで地域からの応援の気運が高まり、選手たちの士気も上がることが期待されています。運営資金の一部もチームへの提供として活用されるため、持続的な支援が可能となります。

「南葛SC」の高橋陽一代表は、「私たちは地域の防災とチームの応援を両立させることができ、大変嬉しく思っています。この取り組みを通じて、より多くの方々に南葛SCを知っていただきたい」とコメントしました。

また、パートナー企業のマーズアタックも「地域に根ざしたプロスポーツチームとともに、同じ夢を追いかけられることに喜びを感じます」と述べ、南葛SCへの応援をこれからも続けていく意向を示しています。