相互住宅がイタンジの電子契約システムを導入!
不動産業界に新たな風を吹き込む動きとして、相互住宅株式会社(以下「相互住宅」)がイタンジ株式会社(以下「イタンジ」)の提供する不動産関連電子契約システムを導入することが発表されました。このプロジェクトは2025年2月から始まりますが、すでにテクノロジーを活用した賃貸管理業務の効率化が進められています。
テクノロジーによる不動産取引の変革
最近の不動産業界では、2022年5月に施行された新たな法改正により、非対面での契約手続きが可能となりました。特に、電子契約や書類のデジタル交付が利用できるようになったことで、賃貸借契約が従来の業務フローとは異なる進化を遂げるようになっています。
相互住宅ではすでに、イタンジのさまざまなサービスを順次導入しており、2022年には内見予約受付システム「内見予約くん」を、2023年には賃貸不動産の申込受付システム「申込受付くん」を導入しました。これにより、物件の内見から入居申し込みまでの流れがすべてオンラインで完結される仕組みが整い、新しい時代の賃貸管理業務が始まっています。
新たに導入される「電子契約くん」と「入居者管理くん」
2025年2月からは、相互住宅が「電子契約くん」を導入し、これまでのサービスとの連携を強化します。このシステムを通じて、約8,000戸の賃貸物件において、入居者はオンラインで内見予約や入居手続きが行えるようになります。また、賃貸借契約も含め、すべての手続きをデジタルで完了することが可能になります。
さらに、2024年春には賃貸住宅における入居中業務管理システム「入居者管理くん」の導入も予定されています。このシステムにより、入居者はマイページを通じて、解約申請や契約更新などの手続きをスムーズに行うことができます。
安全性の確保とペーパーレス化の推進
イタンジが提供する「電子契約くん」は、必要な書類をオンライン上で手続きできるため、郵送の手間が省けます。その結果、契約書は即日で締結でき、入居希望者の手間を大きく軽減します。さらに、契約書の電子データ化により、紛失や改ざんのリスクも低減されています。
また、相互住宅は今後、賃貸業務のデジタル化を推進し、持続可能な管理業務の実現を目指します。この流れは、入居者にとってもより便利で迅速なサービスを提供し、信頼性の高い不動産取引を実現することに繋がります。
まとめ
このように、相互住宅とイタンジによる新たな取り組みは、デジタル技術を駆使して不動産取引を一新するものです。これによって、入居者や不動産業者にとってメリットの多い環境が整備されていくことでしょう。今後も、デジタル化が進む中で、相互住宅がどのようなサービスを提供していくのか、注目が集まります。