杉並区の新しい移動手段「ちかくも」とLUUPの連携がスタート
東京都杉並区で新たに導入されたMaaS「ちかくも」が、電動キックボードや電動アシスト自転車のシェアサービスを提供する「LUUP」と連携を開始します。12月18日(木)から、「ちかくも」アプリ内でLUUPのポート情報が確認できるようになるこの取り組みは、地域の移動利便性を大きく向上させることを目的としています。
MaaS「ちかくも」とは
「ちかくも」は、杉並区が目指す移動の新しい形を実現するために開発されました。ユーザーが目的地までの最適な移動手段を探しやすく、スムーズな移動ができることを目的としています。このアプリは、駅やバス停、タクシー乗り場の情報を提供するだけでなく、さまざまな移動手段を組み合わせて利用できるように設計されています。
LUUPとの連携内容
新たに「ちかくも」で提供されるLUUPの情報には、電動キックボードと電動アシスト自転車のポート位置や実際の空き状況が表示されます。これにより、利用者は駅から目的地までの移動方法を検討する際に、徒歩や公共交通機関と並行してLUUPの情報を活用できるようになります。移動プランの選択肢が広がることで、日々の生活がより便利になります。
例えば、喧騒から離れた公園への移動や、近所のカフェ巡りがスムーズになると同時に、電動キックボードや自転車を利用すると、より早く目的地に到着できるでしょう。この取り組みは地域住民にとって、ただの移動手段以上の価値をもたらすことが期待されています。
未来への展望
LUUPとヴァル研究所は、この連携を通じて杉並区民の利便性向上を目指しています。現時点での情報掲載に留まらず、今後は機能のさらなる拡張やエリアの拡大も検討中です。こうした取り組みにより、地域課題解決や持続可能な社会の実現に向けた一助となることが期待されています。
Luupとヴァル研究所について
- - Luup株式会社は、「街じゅうを「駅前化」するインフラをつくる」をミッションに掲げ、電動モビリティのシェアリングサービスを展開しています。全国各地での利便性向上を目指し、さまざまな交通手段の融合を推進しています。
- - 株式会社ヴァル研究所は、1976年の設立以来、公共交通機関のデータを基にした経路検索システムを提供しており、近年ではシェアサイクルといった新しい移動手段にも対応しています。
この連携により、杉並区はさらに便利で豊かな移動体験を提供することができるでしょう。MaaS「ちかくも」の活用法にぜひ注目したいところです。