ペドロ・コスタ特集
2025-10-28 12:05:46

東京都写真美術館30周年記念 ペドロ・コスタ作品特集上映

東京都写真美術館30周年記念特集上映



東京都写真美術館では、総合開館30周年を記念して、ポルトガル出身の著名な映画監督、ペドロ・コスタによる特集上映「ペドロ・コスタ インナーヴィジョンズ」を開催します。この展覧会は東京における初の大規模なもので、美術館の1階ホールにて、2025年11月27日(木)から12月7日(日)までの期間中、監督の初期から最新作を含む11プログラムが特別に上映されます。

特集上映の趣旨



ペドロ・コスタは、深い人間性と社会的メッセージを持った作品で知られています。今回の特集上映では、彼の映画制作の原点や理念に触れることができる機会となっており、映画ファンにはたまらないイベントです。特に、コスタ監督は期間中にオンラインでのアフタートークに出演し、作品への思いを直接語る予定です。これにより、観客は彼の創作理念や映画への情熱をより深く理解することができるでしょう。

上映作品のラインアップ



特集上映では、以下のような作品が上映されます。

  • - 『血』 (1989年)
ペドロ・コスタの監督デビュー作で、フィルムノワールスタイルの暗く複雑な物語が展開されます。病にかかる父を安楽死させた青年が、様々な困難に直面する様子が描かれています。

  • - 『溶岩の家』 (1994年)
看護師が意識不明の男性を故郷に伴う中で起こる出来事を描いた作品。彼女と男性が取り残され、孤独との戦いが繰り広げられます。

  • - 『骨』 (1997年)
社会の底辺に生きる人々の厳しい現実を淡々と描き出した作品であり、現実味あふれる演出が好評を博しました。

  • - 『ヴァンダの部屋』 (2000年)
再開発が進む街を舞台に、小型DVカメラで収めた貴重なドキュメンタリー作品です。人々の生活や街の変化を生々しく捉えています。

  • - 『コロッサル・ユース』 (2006年)
新たな集合住宅に移った主人公が過去と向き合う姿が描かれ、深い感動を呼ぶ作品です。

アフタートークと料金



上映期間中は、コスタ監督をはじめとする多彩なゲストによるアフタートークが予定されています。各作品の背景や制作者の意図を伺う貴重な機会です。

チケットは大人1,800円、シニア1,500円、学生と中学生以下は1,000円となっており、特集上映のチケットを提示することで割引が受けられます。詳細な情報や上映スケジュールについては、東京都写真美術館の公式ホームページにて確認できます。

この特集上映は、映画文化をより深く楽しむための素晴らしい機会です。是非この機会に足を運び、ペドロ・コスタの世界に触れてみてはいかがでしょうか。


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