ALS患者支援の挑戦
2025-06-18 18:17:10

ALS患者の在宅生活を支えるユースタイルケアの取り組みとは

ALS患者の在宅生活を支えるユースタイルケアの取り組みとは



2023年6月21日、「世界ALSデー」に際し、東京都中野区に本社を置く株式会社ユースタイルラボラトリーが、特にALS(筋萎縮性側索硬化症)患者様への重度訪問介護サービスの実績を発表しました。これまでに690名以上のALS患者様に対し、総計で3,637,722時間に及ぶサービスを提供し、594,981回の訪問を重ねてきた結果があります。

ユースタイルケアの3つの特徴



ユースタイルケアが優れたサービスを提供できる理由には三つの主な特徴があります。

1. 医療的ケアに対応可能なスタッフ
当社の全スタッフが喀痰吸引や経管栄養を行うことができ、これにより24時間体制での切れ目のない支援が可能です。全国に36校の自社スクールを運営し、専門的な知識とスキルを育成しています。

2. 全国的なサービス提供エリア
現在、全国39都道府県で97の重度訪問介護事業所を展開し、6,000名を超える利用者にサービスを提供しています。2014年にサービスを開始して以来、豊富なノウハウを蓄積し、質の高いサービスを提供してきました。

3. ALS患者様への最大規模のサービス実績
690以上のALS患者様を支援し、個人のニーズに応じた医療的ケアやコミュニケーション手段を提供しています。文字盤やPCの視線入力を使った支援も行い、生きる力を引き出しています。

ALSとその患者の背景



筋萎縮性側索硬化症(ALS)は進行性の難病で、日本国内に約1万人の患者がいます。多くのALS患者は身体の機能が失われるため、人工呼吸器や胃ろうが必要になる場合があります。特に、24時間の医療的ケアが求められる方々にとって、専門的な支援が必要不可欠です。
現在、ALS患者が自宅で安心して生活を続けることができるための、重度訪問介護サービスの認知度はまだ高くありません。またサービスを提供できる専門人材の不足は、解決すべき大きな課題です。

専門人材不足への取り組み



ユースタイルラボラトリーは、医療的ケア人材の育成に注力しています。全国の36校で、年間3,000人以上の医療的ケアスタッフを育成し、全てのベテランスタッフが必要な資格を有しているため、質の高いサービス提供が可能です。また、病院との提携を行い、医療機関との連携強化にも努めています。

感動的な支援の事例



重度訪問介護サービスを通じて、ALS患者様やそのご家族に寄り添い、生活を変える支援が行われています。例えば、30代男性ALS患者のご家庭では、重度訪問介護を利用することで、介護の負担が軽減され、家族での外出が可能になりました。映画館やショッピングに出かけたり、今では遊園地訪問も計画しているとのことです。

さらに、40代ALS患者の女性は、在宅生活を諦めていましたが、ユースタイルケアの支援により自宅に戻ることができ、再び自分らしい生活を取り戻しました。
これらの事例は、ユースタイルケアがどのように人々の生活に寄り添うことができるのかを示す証です。

これからの展望



ユースタイルケアは、ALS患者様とそのご家族の「自分らしく生きる」を支援することを常に心がけています。ケアスタッフ全員が医療的ケアに対応し、誰もが安心して生活できる環境を築くために、さらなる努力を続けていきます。これからもALSの認知度を高め、関連研究の促進が進むことを願っています。

会社概要



ユースタイルラボラトリーは「必要な人に、必要なケアを届ける」ことをミッションに、福祉サービスのを全国に展開しています。241時間医療的ケアを提供し続けながら、フランチャイズ事業や経営サポートにも取り組んでいます。

詳細はユースタイルラボラトリー公式サイトをご覧ください。


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