企業リスク管理を強化する「RiskAnalyze」の新機能とは
KYCコンサルティング株式会社が開発した反社・コンプライアンスチェックツール「RiskAnalyze」が、2025年7月に新しい「拒否リスト機能」を導入することが発表されました。この機能は、自社が持つ取引拒否リストを、RiskAnalyzeのスクリーニング結果と照らし合わせることを可能にします。これにより、企業はオープン情報だけでは把握できない社内のリスクを可視化し、危機管理体制を強化することが可能になります。
拒否リスト機能の概要
新機能として追加される「拒否リスト」は、企業が独自に保有している取引停止対象や契約解除履歴、さらには採用拒否情報などをRiskAnalyzeに登録し、管理できるものです。これにより、通常の犯罪歴や風評被害、訴訟情報などに加えて、特定の取引先や人材に関するリスク情報との自動照合が可能になります。
たとえば、リユース業界では過去に不正を働いた持込者の再来時にその情報を検知したり、人材派遣業界では契約違反を犯した候補者の再応募を防ぐ場面で活用が期待されています。さらに、金融や貸金業界でも、過去に債務トラブルがあった顧客を社内情報と照らし合わせることで、与信判断の精度を高めることが可能です。また、ECやマッチングプラットフォームにおいても、拒否ユーザーの再登録を抑制する効果が期待できます。
画面の使い方
ユーザーは、企業が管理する顧客や法人の取引拒否リストをCSV形式で一括登録できます。登録完了後は、リスク情報の確認画面において、通常のリスク情報と一緒に表示され、確認作業が効率的に行えるようになります。この機能を活用することで、企業は自社の基準に基づいたリスクのモニタリングが可能になり、より迅速かつ効率的に危険因子を把握することができます。
導入におけるメリット
拒否リスト機能を導入することで、以下のようなメリットが得られます。
- - 情報の一元管理: 自社の拒否情報をRiskAnalyze内で集中的に管理できるようになります。
- - 自社基準の強化: 社内でリスクを見逃さないための基準が強化され、危機管理の精度が向上します。
- - 部門横断的なチェック: 法務や人事、経理など、様々な部門でのチェック体制が効率化され、企業全体のリスク管理能力が向上します。
KYCCは今後も、企業の健全な成長と社会的信頼の確保に貢献するため、実務に寄り添った機能開発に取り組む意向を示しています。最新のテクノロジーと豊富なデータベースを駆使し、リスクマネジメントの充実を図っています。
「RiskAnalyze」とは
「RiskAnalyze」は、反社会的勢力やコンプライアンスのチェックを目的とし、国内外のリスク情報を集約したリスク情報専門データベースです。国内1,000カ所、海外240カ所以上にわたる情報源からデータを収集し、必要な情報をAIで選別して提示します。最短0.4秒でレポートを作成できるため、企業は時間とコストを大幅に削減しながら、スムーズにリスク管理を行うことが可能です。
2025年1月時点での累計導入企業数は1,200社を突破しており、多くの企業がRiskAnalyzeの導入で実績を上げています。
実際のレポート作成デモを体験するにはこちらで無料でデモを体験できます。興味のある企業はぜひチェックしてみてください。詳細についてのお問い合わせは、KYCコンサルティング株式会社の営業部へメールでお寄せいただけます。