人的資本経営の新時代
2025-10-29 09:49:12

AIエージェントが変える人的資本経営の未来と新基準「SPI」

AIエージェントが変える人的資本経営の未来と新基準「SPI」



2025年9月26日、株式会社SP総研が主催したHRテクノロジーに関する国際カンファレンス「HR Tech 2025@Las Vegas」を中心にしたワークショップが開催されました。このイベントには約80名の経営者や人事リーダー、HRテクノロジーベンダーが参加し、自己の企業における人的資本経営の実装に向けた知識を深めました。

人的資本の新たな時代の幕開け



開会のスピーチを担った中央大学ビジネススクール客員教授であり、SP総研の戦略アドバイザーを務める宇田川博文氏は、AIエージェントの登場によってHRテクノロジーが新たな段階へ進化していると述べました。彼は「アメリカ流に合わせるのではなく、日本企業の人事を自分たちのやり方で実現するチャンスが今来ている」と力説しました。

彼は、経営者と人事リーダーがAIを扱う際には、その文脈を理解させるための努力が必要だと説明しました。これはAIを「育てる」プロセスであり、会社のデータや従業員の意見を活用することが鍵になるとしています。彼の見解は、データ×思想×現場知の共創が企業変革の進む道を照らすと強調していました。

「人的資本開示 優秀企業」の表彰



このイベントではまた、独自評価「SPI(Sustainable Performance Index)」に基づく「人的資本開示 優秀企業」の発表も行われ、PHONE APPLIが表彰されました。PHONE APPLIの評価は、EX(Employee Experience)を重視した設計や、信頼性のあるスキルタクソノミーを基にした適材適所の実装などが評価されました。今回の表彰を受けたPHONE APPLIの大林春彦氏は、人的資本のROIのさらなる可視化と経営戦略への統合を目指していくとコメントしました。

実践型ワークショップの開始



SP総研は今秋より、「人的資本開示の読み解き方ワークショップ」を開始し、独自の人的資本評価モデル「SPI」を基にしたプログラムを展開します。このワークショップでは、参加者が自社の人的資本開示の内容を理解し、業務への適用を考えることができる内容となっています。

主に、開示情報の読み解き力を高めるためのステップや、SPIに基づいた自社評価体験、ROIを語れる人的資本ストーリー構築が行われます。SP総研の代表取締役・民岡良氏は、「人的資本開示は企業を変えるための手段であり、SPIはそのための『映し出す鏡』である」と述べています。

今後の展望



SP総研は、今後もSPIを基盤としたスコアリングレポートの発行やAIエージェントとの連携の開発を進め、質の高い人的資本開示を目指していきます。企業と投資家の共通言語の確立が求められる中、これらの取り組みを通じて、人事、経営、投資家の3者が対話しやすい環境を整えていきます。

会社情報



 
会社名: 株式会社SP総研(Sustainable Performance Institute)
所在地: 東京都中央区日本橋箱崎町
事業内容: 人的資本経営コンサルティング、HRテクノロジーの戦略的活用支援
URL: https://sp-inst.com
 
このように、SP総研は人的資本経営の未来を見据え、革新的な取り組みを進めています。今後も注目が集まる分野です。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

関連リンク

サードペディア百科事典: AIエージェント SP総研 SPI

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。