新宿御苑前どうぶつ病院での職場体験
アニコムグループが運営する「新宿御苑前どうぶつ病院」で2025年7月、都内私立中学の中学三年生9名を対象とした職場体験が行われました。このプログラムは、学生たちが獣医療の現場を実際に体験し、将来の職業選択に役立てることを目的としています。
職場体験の多様なプログラム
職場体験は、主に以下のような内容で構成されていました。
1. 院内見学
普段は入ることができない診察室や手術室を見学し、獣医療の舞台裏を体感しました。医療現場の雰囲気を感じることで、学生たちの意識も高まります。
2. 診察見学
実際にワクチン接種のために来院した猫の診察を見学する機会が提供されました。飼い主との信頼関係の重要性や、コミュニケーション能力の必要性を学ぶ貴重な瞬間となりました。
3. 処置・手術見学
急患として運ばれた犬の対応や、腹腔鏡手術の様子を見学。獣医師や看護師の連携作業や、緊張感に満ちた現場の様子は、学生たちに強い印象を与えました。
4. 縫合体験
実際の手術器具を使用し、模擬皮膚を使った縫合の体験も行われました。初めは苦戦しながらも、最後には楽しさを実感する様子が見られました。
参加した生徒たちの反応
参加した生徒たちは「普段見ることのできない手術の様子を間近で見られたことが感動的だった」と述べ、実際の現場が持つ緊張感を生で体感できたことが非常に貴重な経験だったと振り返りました。
また、「縫合体験は難しかったが、楽しかった」との声もありました。獣医師たちのチームワークやコミュニケーションの重要性を実感し、「動物たちの命を守るためには多くの知識や技術が必要だと感じた」との意見もありました。この体験を通じ、獣医師や愛玩動物看護師としての道に興味を持った生徒も多かったようです。
スタッフの思い
職場体験を受け入れたスタッフからは、参加した生徒たちの情熱に感銘を受けたという声が多く寄せられました。「獣医師としての元々の興味は中学生の頃からだったので、キラキラした目で質問する姿が印象的だった」と話す獣医師もいました。また、言葉の選び方を工夫することが実際の診療にも役立つことを再認識する良い機会になったとの意見もありました。
職場体験の意義
新宿御苑前どうぶつ病院は地域密着型の総合動物病院として、教育や啓発活動に力を入れています。このような職場体験を通じて、学生たちに獣医療の現場を知ってもらい、将来の職業選びに役立ててほしいと考えています。アニコムグループは、今後もリアルな獣医療の現場を伝え、子どもたちや大人たちに“学ぶよろこび”を届ける活動を続けていく方針です。
施設情報
新宿御苑前どうぶつ病院の詳細は、
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このような職場体験を通じて、自身の未来について考える機会を提供することは、未来を担う人材を育成する一助となるでしょう。