進化する機械部品調達のAIプラットフォーム『meviy』
株式会社ミスミグループ本社が展開する機械部品調達のAIプラットフォーム『meviy(メビー)』が、2024年2月に北米市場向けのサービス強化を発表しました。これにより、同プラットフォームはますますのグローバル展開を果たし、顧客ニーズに応える市販機械部品の取り扱いを一層充実させていく方針です。
サービスの背景と展開
『meviy』は2021年12月に欧州でサービスを展開し、その後北米や中国、さらに2024年2月にはアジア(韓国)への展開を予定しています。このようなグローバルな広がりの中で、2023年度末時点では海外売上比率が15%を超え、さらなる成長が見込まれています。
特に北米市場においては、顧客からの要望が多い「インチ(ユニファイ)ねじ」に関連する自動見積もり機能が加わります。これは、北米特有の規格であり、精密機械やさまざまな製品に必要とされる重要な部品です。
新サービスの詳細
今回のサービスでは、特に「インチ(ユニファイ)ねじ」の自動見積もり機能が追加され、メバイを利用することで迅速な見積もりが実現します。対象となるサービスには、タップねじやおねじ/めねじが含まれ、角物及び丸物の切削加工サービスも提供されます。これらのサービスは、顧客の業務効率を大幅に改善し、製造プロセスの効率化に寄与することを目指しています。
期待される成果
ミスミは、今後も各国の顧客ニーズに基づいてサービスの改善を続けていく計画です。国際市場での競争が激化する中、顧客の期待に応えるためにさらなるサービスの拡充を進めることが、企業の成長と顧客満足度向上に直結すると見込まれています。2025年2月に予定されている新サービスのリリースが待たれます。
meviyの強みと未来
『meviy』は機械部品の3DデータをアップロードするだけでAIが即時に見積もりを行い、最短1日での出荷が可能です。このプラットフォームによって、部品調達時にかかる労力を大幅に削減し、顧客の非効率を解消しています。国内でもシェアNO.1を獲得し、第9回ものづくり日本大賞で内閣総理大臣賞を受賞するなど、その実績と信頼性は高い評価を受けています。今後も部品調達DXを通じ、グローバル市場での成長を続けていくことでしょう。
まとめ
『meviy』の新たな取り組みは、機械部品調達のデジタルトランスフォーメーションを加速させ、顧客の生産性向上に寄与すると期待されています。北米市場でのサービス強化は、グローバル企業としての地位をさらに堅固にするものであり、今後の成長と発展が非常に楽しみです。これからも、進化する『meviy』から目が離せません。