新しい観光のカタチを提案する「遠隔ハイブリッドガイド」
2022年に設立された株式会社Reeluは、訪日旅行者の多様なニーズに応える新しいサービス「遠隔ハイブリッドガイド」の試験導入を開始します。これは、観光ガイドと訪日観光者がオンラインでつながり、逐次通訳や行程説明を行う仕組みです。
背景:訪日観光の需要の高まりとガイド不足
日本の訪日外客数は2025年には4,268万3,600人に達する見込みです。この増加に伴い、地方の観光施設やタクシー事業者では多言語対応が求められています。しかし、特に繁忙期にはガイド不足が深刻です。
観光庁によると、ガイド人材の確保が難しいのは繁忙期の需給ギャップが原因であり、多言語対応ができる人材が不足している地域も多いとされています。そのため、Reeluはこの問題を解決するため、現地運営者が日本語で接客を続けながら、オンラインで多言語通訳をサポートする「ハイブリッドガイド」モデルを提案しています。
どのように機能するのか?
「遠隔ハイブリッドガイド」サービスでは、施設運営者やタクシードライバーが現場での業務を行う一方で、観光ガイドがオンラインでつながり、リアルタイムで会話の通訳を行います。このようにして、訪日観光者とのコミュニケーションをスムーズにし、その体験価値を高めることが可能になります。
想定するユースケース
具体的には、行程の進行に合わせた逐次通訳や、旅行者と運営側との意見の調整、注意事項の共有といった役割を担います。
- - 行程の進行とコミュニケーション:現場理解を確認しながら、次工程へ進行
- - 意図を擦り合わせる:旅行者の希望を整理し、合意形成
- - 注意事項の説明:観光地でのルールや安全面を誤解なく共有
- - イレギュラー対応:遅延や混雑を即時に調整
このように、現場での日本語運用を維持しつつ、多言語コミュニケーションを確保することで、旅行者にとって快適な体験を提供します。
サービスの料金と対応言語
料金は1グループ(6名以内)の場合、2,000円/時間(手数料別)からスタートします。また、対応言語は多岐にわたり、英語や中国語、スペイン語、フランス語など、12言語以上に対応しています。
自動翻訳機との違い
従来の自動翻訳機や翻訳アプリとの大きな違いは、ホスピタリティを重視している点です。通訳が単に単語を翻訳するのではなく、段取りや関係性を含めたコミュニケーションを支援します。これにより、訪日観光の現場で求められるホスピタリティを実現します。
実績と期待される効果
すでに複数の自治体や観光施設で試験導入を行った実績があり、現場の負担を軽減しつつ、質の高い観光案内を実現しています。導入先からは「説明の詰まりが減った」「翻訳アプリでは難しいニュアンスも補完できた」といった声が多数寄せられています。
試験導入先を募集中
現在、自治体や観光施設、地域交通事業者を対象に試験導入先の募集を行っています。興味のある方は、公式ウェブサイトのお問い合わせフォームからチェックしてください。
まとめ
株式会社Reeluの「遠隔ハイブリッドガイド」は、地域の観光振興に貢献する新しいアプローチです。リモートで支援することで、訪日観光者に新たな価値を提供し、地域の受入れ力を向上させることを目指しています。ぜひ多くの地域の皆様にご参加いただけることを期待しています。