新しいタスク管理アプリ「するたす」の誕生
トマトコンサルティングは、東京都に本拠を置く新たなタスク管理アプリ「するたす」を世に送り出しました。このアプリは、AI技術と心理学を融合させ、個人や組織の生産性向上を目指しています。現代のビジネスパーソンは多忙な日々を送っており、タスクの量と質によって疲弊することが多い中、どうやって効率よくタスクを管理すれば良いのか、その解決策が「するたす」にあります。
開発背景
現代のビジネス環境では、タスクに追われることが常態化しており、多くの人が「どこから手をつけて良いのかわからない」という状況に陥りがちです。また、タスクの量が多いと、集中力が低下し、切り替え疲れが生じるなどの問題も発生します。調査によれば、平均的なビジネスパーソンは、コンテキストの切り替えによって1日あたり約0.9時間を浪費しており、年間では約198時間もの貴重な時間を失っています。このような課題を解決するために、「するたす」はAI技術を駆使し、高度な心理学理論に基づいた設計を行っています。
「するたす」の特徴と機能
「するたす」の最大の特徴は、ユーザーが入力した曖昧なタスクを、AIが自動的に明確で小さなサブタスクに変換する点です。このプロセスは認知科学の「チャンク化理論」を基にしており、ユーザーの認知負荷を軽減し、作業開始を促進します。タスクを入力する際には、メンタル・コントラスト理論を応用し、「望む未来」と「現状の障害」を明確に書き出す仕組みを導入しています。
入力は非常にシンプルで、タスク名、所要時間、ゴール、現状の4つの項目さえ入力すれば、AIが具体的な行動ステップを提案します。これにより、当日のタスクだけでなく、翌日のタスクも事前に準備することができ、スムーズに作業を始めることが可能になります。また、ユーザーの職業やルーチンワークなどの情報を自由に入力でき、その情報を基にサブタスクを生成します。
期待される効果
「するたす」の導入によって、以下のような効果が期待されます。
- - 一日当たりのタスク完了数の増加
- - タスク着手までの遅延時間の短縮
- - 週間計画の遵守率向上
- - ストレス軽減による自己評価の向上
- - タスクの進行状況に対する満足感の向上
- - 長期的な目標達成の促進
これらの効果を通じて、一人当たりの集中時間が増加し、生産性が飛躍的に向上することが期待されています。
今後の展開
「するたす」は2025年末までに、1,200名の課金ユーザーを目指しています。現在はiPhone版のみが提供されていますが、今後はAndroidやWeb版の開発も進め、教育機関との連携も検討しています。
利用シナリオとしては、営業担当者が具体的な提案資料を作成する際や、大学講師が論文を書く時など、様々な業務において「するたす」が役立つことが期待されています。特に、ユーザーの負担を軽減し、行動を促進する設計がなされているため、ストレスなく業務を進められます。
提供プラン
「するたす」の利用には無料プランとプレミアムプランがあります。無料プランでは、20回までのタスク分解や400件のサブタスク分解が可能です。プレミアムプランは月額900円で、AIによるサブタスク生成回数を月間10,000回まで利用できます。
「するたす」は、行動を起こすハードルを下げ、ユーザーの生産性とモチベーションを高める新しいスタイルのタスク管理アプリとして、今後のビジネスシーンに革新をもたらすことでしょう。
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