FPVドローンレーサーの快進撃
高校生FPVドローンレーサーとして頭角を現している山本悠貴選手が、イタリア・アルビッツァーテで開催された「World Drone Cup Italy 2025」で素晴らしい成績を收めました。この大会は2025年7月12日から13日に行われ、世界中から75名の選手が集まり、壮絶な争いが繰り広げられました。山本選手は、自身初の世界大会で予選を総合3位で通過し、ジュニア部門の決勝進出を果たし、最終的には4位に入賞しました。
大会の舞台と参加者
イタリアのアルビッツァーテにあるスポーツグラウンドで開催されたこの大会には、20ヶ国以上からの選手が参加し、日本からも6名の選手がエントリー。優勝には、2024年のWDRCでも個人優勝を成し遂げた、橋本勇希選手(18歳)が輝きました。日本人選手が活躍する様子は、FPVドローンレース界における日本の地位を示すものであり、山本選手の成績もその一端を担っています。
山本悠貴選手のレース展開
レースでは、山本選手は序盤から好調で、予選から速いタイムを叩き出しました。後半戦には最速タイムに挑戦し、積極的に攻める姿勢が魅力的でした。しかし、本戦では「ダブルエリミネーション方式」で進行し、途中でモーターの問題が発生。残念ながらその影響で敗退しましたが、予選の成績が認められ、ジュニア部門の決勝に進出。見事に4位でフィニッシュしました。この成績は山本選手のこれまでの努力を証明する結果となりました。
山本悠貴選手の成長と今後の予定
山本選手は、2025年6月にアメリカで開催されたMultiGP International Openでも9位入賞を果たしており、世界大会での連続出場を通じて急速に成長しています。今後は、2025年9月にはドイツでの国際レース、さらに韓国でのドローンレースにも出場予定。クラウドファンディングも行っており、今後の活動が楽しみです。
FPVドローンレーサー山本悠貴選手について
山本選手は、杉並区で生まれ育った15歳の高校生で、国内外で目覚ましい活躍を見せています。過去には、中国杭州市で開催された「FAI World Drone Racing Championship」で日本代表として出場し、チームとして世界3位を達成。さらには、国内のWTW全国大会で優勝した実績も持っています。現在は「Racing Team BRIDE」に所属し、次世代のドローンレース界を牽引する存在として注目されています。
山本選手は、空撮にも取り組んでおり、独自の視点から風景や瞬間を映像に収める活動もしています。彼のSNSでは大会の情報や活動の様子が発信されており、多くのファンからの支持を受けています。
FPVドローンレースとは
FPVドローンレースは、操縦者がドローンに搭載されたカメラからの映像を見ながら操縦する最先端のモータースポーツです。時速200kmを超える超高速飛行や、複雑な3次元コースを駆け抜ける競技特性により、「空のF1」とも言われ、世界中で注目されています。国際的な競技としては、国際航空連盟(FAI)が主催し、世界中からトップパイロットが参加する正式な航空スポーツとして認識されています。
ドローンショー・ジャパン社のスポンサーとして活動する山本選手の今後の活躍に目が離せません。彼の挑戦は、次世代のドローンレーサーたちにとっての希望の光でもあります。