レジャー白書2025速報
2025-07-15 14:47:12

余暇活動参加率トップは国内観光旅行-レジャー白書2025速報を発表

余暇活動参加率トップは国内観光旅行



公益財団法人日本生産性本部が発表した「レジャー白書2025」(速報版)は、2024年の余暇活動に関する個人の意識や参加実態についての調査結果を明らかにしました。本調査は全国の15歳から79歳の男女3,467人を対象に、2024年における余暇活動の意識を探るために2月に行われました。この報告の中で特に注目すべき点を以下にまとめます。

余暇重視派が過去最高を記録



調査によると、以前の調査と比較して、仕事より余暇を重視する「余暇重視派」の割合が67.8%に達し、過去最高を記録しました。特に、「仕事よりも余暇の中に生きがいを求める」との回答が37.8%となり、こちらも過去最高を更新しています。この傾向は、余暇時間の重要性が高まる中で、仕事とのバランスを求めている人々が増えていることを示唆しています。

国内観光旅行の参加率が3年連続1位



余暇活動の参加率に関しては、「国内観光旅行」が48.3%で3年連続1位となりました。この結果は、避暑や避寒、温泉を含む国内旅行が依然として多くの人々に支持されていることを示しています。前年の48.7%とほぼ横ばいの推移を見せているものの、2019年の54.3%には及ばない水準となっています。

次いで「動画鑑賞」の参加率が38.1%となり、前年よりも1.1ポイント増加しました。2020年には1位を獲得した動画鑑賞ですが、現在は参加率が若干低下しています。一方、外食(3.6ポイント減少)、読書および音楽鑑賞は、以前から引き続いて人気の高い活動です。

男女別参加率



この調査結果は男女ともに「国内観光旅行」が1位を獲得しましたが、参加率は前年よりもわずかに低下しています。年代別や地域別での変動もありますが、全体的には国内観光旅行が主流であることには変わりはありません。

潜在需要の動向



余暇活動の潜在需要についても注目される結果が出ています。「海外旅行」が再び1位となり、昨年と同様のランキングとなっていますが、前年よりも希望率が低下したため、潜在需要も減少しています。また、「国内観光旅行」も前年より0.6ポイントの減少が見られました。これは、参加者の意向がより慎重になっていることを反映しているかもしれません。

参加種目の変化



昨年の調査において、平均参加種目数が10.4種目から10.2種目に微減しました。これは、コロナ禍からの回復の兆しが見えるものの、依然として低い水準であることを示しています。2019年と比較すると、参加種目の幅が大幅に狭まっていることも気になる点です。

今後の展望



発表された調査結果は、2025年10月に発行予定の「レジャー白書2025」にも詳細に掲載される予定です。余暇の重要性は今後もますます高まっていくと考えられ、各種活動におけるニーズをどのように捉え、対応していくのかが次の課題と言えるでしょう。詳細は「レジャー白書」サイトを参照してください。

レジャー白書サイトにて最新情報を確認できます。


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