名古屋発、ファミリービジネスの真髄を学ぶ講座が早稲田大学で開講
愛知県名古屋市を拠点とする株式会社MARKコンサルタンツが、2025年度秋学期に早稲田大学商学部で寄附講座『株式会社MARKコンサルタンツ寄附講座ファミリービジネス(Succession・Governance・Management)1』を開講します。この講座は、ファミリービジネスの経営手法や起業家精神を広く学ぶための場となり、業界のリーダーたちからの生の知識を得る貴重な機会を提供することを目的としています。
ファミリービジネスの意義
日本の企業の中で、50%以上がファミリービジネスであるといわれているにもかかわらず、大学の講座でこのテーマが取り上げられることは少ないのが現状です。ファミリービジネスは企業の長寿化に寄与し、意思決定の迅速さという特長を持っています。特に、日本においては、100年以上続く企業の数は世界でも有数であり、その経営のあり方は多くのビジネスパーソンにとって興味の対象となっています。
株式会社MARKコンサルタンツは、ファミリービジネスの現状とその重要性を認識し、これからの次世代を担う学生にこの分野を学ぶ機会を提供するために寄附講座を設立しました。
講座の内容と講師陣
この講座の最大の魅力は、実務の最前線で活躍している経営者たちから直接話を聞くことができることです。講師には、650年続く狂言の継承者や徳川宗家のトップなど、多彩なバックグラウンドを持つ方々が名を連ねています。彼らの体験や実例を通じて、生きたビジネスの知恵を学ぶことができるのです。
講座では、日本国内外からの著名なファミリービジネスの経営者が登壇し、実際に直面した経営課題や意思決定、組織変革などの話を交えながらファミリービジネスの本質に迫ります。特に、スイスのファミリービジネス支援組織であるFBN(Family Business Network)の日本支部であるFBNJの後援を受けている点も、この講座の信頼性を高めています。
学生に期待する効果
この講座は、ファミリービジネスについての理解を深めるだけでなく、事業承継や起業について考える学生にとって貴重な参考資料となります。また、実績のある経営者たちから直接学ぶことで、就職活動に生かせる情報を得ることもできるでしょう。
更に、講義を通じて学生たちは、持続可能なビジネスの考え方や、ファミリービジネスが抱える特有の課題についての知識も得ることができ、広い視野で起業や経営について考えるきっかけとなることが期待されます。
まとめ
株式会社MARKコンサルタンツの寄附講座『ファミリービジネス(Succession・Governance・Management)1』は、日本の経済を支えるファミリービジネスの真髄を学ぶための大きなチャンスです。学生たちがこの講座を通じて、実際にファミリービジネスの現場で培われた知識や経験を得ることで、未来のリーダーとして活躍していくことが期待されます。
講座の詳細
- - 科目名:株式会社MARKコンサルタンツ寄附講座ファミリービジネス(Succession・Governance・Management)1
- - 開講期間:2025年度秋学期、毎週火曜日2時限
- - 受講対象:全学部、全学年
この機会にぜひ、ファミリービジネスの世界に触れてみてはいかがでしょうか。