TP-Linkがクラウドベースの新プラットフォームを発表
ネットワーク機器大手のTP-Link Systems Inc.が日本市場向けに展開するティーピーリンクジャパン株式会社は、新たなクラウドベースプラットフォーム「Omada Central Essentials」を発表しました。このプラットフォームは、OmadaネットワークシステムとVIGIセキュリティシステムの管理を一元化し、特に中小規模のビジネスに向けた利便性を追求しています。
「Omada Central Essentials」とは?
「Omada Central Essentials」は、アクセスポイント、スイッチ、ルーター、カメラ、NVR、そしてソーラー給電システムなど、Omada及びVIGIシステムを統合し、簡単に管理できることを目的とした無償のプラットフォームです。既に提供されている「Omada Cloud Essentials」のアップグレード版として、VIGIシリーズも管理対象に加わり、より高機能な運用を実現しています。これにより、シンプルな監視ネットワークを求めている中小企業にとって、最適なソリューションとなるでしょう。
特徴と利点
「Omada Central Essentials」にはいくつかの主な特徴があります。まず、シンプルな基本機能が組み込まれており、中小規模ビジネスに適した監視とネットワーク管理を実現します。これにより、OmadaアクセスポイントやAgileシリーズのイージーマネージスイッチを組み合わせれば、簡単なセットアップが可能で、強固なセキュリティと高品質なサービスを提供できます。
また、リモートメンテナンスやトラブルシューティングが可能であり、これによってネットワーク管理の効率も大幅に向上します。特に、多拠点に分散している監視デバイスを一つのインターフェースから管理できるため、業務がスムーズに進行するでしょう。
手軽なセットアップと管理の向上
「Omada Central Essentials」には、ゼロタッチプロビジョニング機能が搭載されており、デバイスをスキャンするだけで迅速にセットアップが可能です。この機能は、カメラやネットワークデバイスを自動で認識し、ワンクリックで追加できるため、現場での作業員の負担を軽減できます。
さらに、オフラインアラート機能では、カメラがオフラインになった際に通知を受けることができ、迅速な対応が求められる場面で特に役立ちます。IntelliRecoverテクノロジーを利用すれば、応答しなかったカメラを自動的に再起動することができ、業務の影響を最小限に抑えます。
無償と有償プランの違い
「Omada Central Essentials」無償版と有償のStandard版には、それぞれ異なる機能が用意されています。有償版にはさらに詳細なサポートや追加機能が含まれています。より詳しい情報については、TP-Linkのサポートページをご確認ください。
TP-Linkの実績と信頼性
TP-Linkは、世界170カ国以上で12億人のユーザーにネットワーク製品を提供しており、業界でのシェアも断然トップと言えます。綿密な研究開発と高い生産性によって、数々の賞を受賞してきました。また、製品は各国の技適マークも取得しており、安全性が高いことも特筆すべき点です。
まとめ
TP-Linkの新たなクラウドプラットフォーム「Omada Central Essentials」は、多くのビジネスシーンで活用できる可能性を秘めた、非常に有用なツールです。これにより、ネットワークと監視の一元管理が実現されるため、利便性と効率性が大きく向上します。この機会にぜひ、無償で提供されるこのプラットフォームを試してみることをお勧めします。