屋内でも高精度の位置情報を取得！新サービス「AgxLOCUS」の魅力とは

「屋内でも高精度の位置情報を取得！新サービス「AgxLOCUS」の魅力とは」

株式会社Agxが新たに発表した「AgxLOCUS」は、地磁気センサと慣性計測技術を利用し、屋内での位置情報を高精度で取得できる革新的なサービスです。近年、屋内での位置測位のニーズは高まり続けており、特にGPSが届かない地下や建物内での活用が期待されています。この技術の利点について、さらに詳しく紹介していきます。

背景とニーズの高まり

屋内位置測位市場は急成長中で、2025年には約4兆円規模に達すると予測されています。特に、日本国内では約2,600億円規模が見込まれており、建設業や倉庫業、製造業などでの業務効率化や安全性向上に寄与するため、屋内位置測位ソリューションへの関心は非常に高いです。

従来のWi-FiやBluetoothを使用する測位技術は、初期投資や運用コストが重くのしかかる課題があります。「AgxLOCUS」は、そのようなインフラ設備投資を必要とせず、スマートフォンのアプリを利用して容易に屋内の位置測位を実現します。これにより、多くの企業が手軽かつ低コストで導入することが可能になります。

「AgxLOCUS」の特長

「AgxLOCUS」は、スマートフォンとクラウドサーバーを活用した新しいシステムです。ユーザーはアプリを通じて位置情報を取得し、それをクラウドに送信することでリアルタイムで情報を可視化できます。これにより、ユーザーはスマートフォンを持つだけで、屋内の位置を正確に把握できるのです。

「AgxLOCUS」には、Trusted Positioning社が開発した「VENUE®」という測位エンジンが搭載されています。このエンジンは、スマートフォン内蔵の地磁気センサ、加速度センサ、ジャイロセンサを駆使し、地磁気測位や慣性航法を組み合わせて高精度な屋内位置測位を実現します。

導入も簡単で、対象エリアの地磁気調査を行った後、アプリをインストールするだけ。その結果、最適な条件下で約3mの高精度な測位が可能です。この導入のしやすさは、多くの業種にとって大きな魅力となるでしょう。