ダイナースクラブ「テロワール×グルメ」イベント：福井での美味しい体験

福井県での特別な美食体験

2025年8月29日から31日の間、ダイナースクラブが主催する「テロワール×グルメ」イベントが福井県で開催され、世界的シェフのアラン・デュカス氏が訪れました。これは、ダイナースクラブフランスレストランウィークの15回目を祝う特別企画として行われたものです。福井県と黒龍酒造が協力して実現したこのイベントは、地方の優れた食材と生産者に焦点を当てた新しい試みとなっています。

生産者訪問の魅力

イベント初日の2日目の午前中、デュカス氏と三井住友トラストクラブの社長、五十嵐幸司氏が福井県内の6つの生産地を訪れました。訪問先には、へしこの「日の出屋」、昆布の「奥井海生堂」、吉川なすの「吉川なすハウス」、トマトの「ふくおか農園」、鮎の「さぎり屋」、そして越前打刃物の「高村刃物製作所」が含まれています。
これらの場所では、各生産者の技術や情熱を直接感じ、生産背景についての理解を深める貴重な機会となりました。この生産者訪問の様子はメディアにも取り上げられ、福井の魅力が広く伝わることとなりました。

特別なペアリングランチ

訪問の後、午後には福井市内のレストラン「ル・ジャルダン」でペアリングランチが開催されました。ここでは、先日訪れた生産者の食材を使った特別なコース料理が提供されました。シェフには堀内亮氏が選ばれ、さらに黒龍酒造の社長が選んだ日本酒との見事なマリアージュが実現しました。参加者63名からは、料理の素晴らしさに歓声が上がりました。

注意すべきは、このランチで提供されたコースは、開催期間中であるフランスレストランウィークでも一部再現される予定ですが、コース内容は一部異なる可能性があることです。開催期間は2025年10月20日までとなっており、全国約500店舗のフレンチレストランで特別コースが楽しめます。

福井教室での特別な交流

最終日には、永平寺町の黒龍酒造の複合施設『ESHIKOTO』で、福井の食に関わる人々（料理人、生産者、学生など）を対象とした特別イベント「福井教室」が実施されました。このセッションには87名が参加し、第1部ではアラン・デュカス氏に関するトークショーが行われました。日本の食文化についての考え方やデュカス氏の哲学について話が広がり、熱心に耳を傾ける参加者たちの姿が印象的でした。

第2部では、福井の5つのブースを巡る交流会が開催され、参加者同士の活発な意見交換が行われました。このイベントを通じて、食を通じて人や土地との繋がりが生まれる貴重な経験が提供されました。

フランスレストランウィークの詳細

ダイナースクラブフランスレストランウィークは、地元の食材を使ったフレンチ料理をリーズナブルに楽しめる絶好の機会です。特別コースは3,000円、6,000円、10,000円の3つの価格帯で提供され、お手頃価格でフランス料理を満喫できます。期間中はレストランによって異なる料理が楽しめるので、ぜひこの機会に参加してみてはいかがでしょうか。