馬渡小中学校の取り組み
2025-10-29 09:49:56

馬渡小中学校が発表した環境への取り組みと学びの成果とは

馬渡小中学校が発表した環境への取り組みと学びの成果とは



2025年10月18日、佐賀県唐津市の離島・馬渡島にある馬渡小中学校は、創立150周年を祝う文化祭を開催しました。この文化祭では、佐賀県の「プラスマLIFEさが」事業に基づく生徒たちの学びの成果が発表され、地域の人々がその成長を見守りました。

ビーチクリーンから始まる環境への意識



文化祭の前、馬渡小中学校の生徒たちは、6月に「世界海洋デー」に併せて行ったビーチクリーン活動に参加しました。この活動では、唐津南高校の生徒やJリーグ・サガン鳥栖の協力を得て、海洋環境問題についての講演やワークショップが行われた後、田尻海岸で実際に清掃作業を実施。

軽トラック2台分ものごみが回収され、地域の人々も一緒に「海を守る」という目的のもとに集まりました。サガン鳥栖のマスコットキャラクター「ウィントス君」も参加し、清掃活動を盛り上げました。

アップサイクル体験による学び



その後、9月にはアップサイクルをテーマにしたワークショップが行われ、馬渡島の自然や文化を反映したコースター制作が行われました。生徒たちは、島固有の動植物をモチーフにし、集めた海洋プラスチックを利用してデザインした作品を形にしました。このプロセスでは、上級生が下級生をサポートし、「学びの循環」が育まれる姿が見られました。

文化祭での学びの集大成



文化祭では、これまでのビーチクリーンやアップサイクルの成果が展示され、地域の住民に対して活動の意義が伝えられました。生徒たちは、自分たちの言葉で環境への思いや、どのように学びを深めてきたかを発表し、来場者たちからは大きな拍手が送られました。

特に、世界構想や未来への願いを込めた波絵馬やデジタル波絵馬の展示もあり、地域の活動が世界に繋がる重要性を強調しました。生徒たちは「小さな島から始まる小さなことが、世界を変える力になる」というメッセージを発信し、その姿に感銘を受ける人々が多かったです。

サステナブルアイランドとしての挑戦



今回の取り組みは、唐津市の離島におけるサステナブルアイランドモデルの一環として位置付けられており、これまでの取り組みを引き継ぎ、さらなる成長を目指しています。NPO法人唐津Farm&Foodは、地域の教育と知恵を活かし、環境意識を高める活動を続けていきます。

この馬渡島の取り組みを通じて、子どもたちが未来に対する意識を高め、地域社会全体が一つとなって環境問題に取り組む姿勢が伝わってきます。今後も、馬渡小中学校の活動に注目していきたいと思います。


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