地域を再生する賃貸住宅「mu terrace」
神奈川県横浜市に位置する菊名エリアに、新たな地域交流の拠点として生まれ変わった賃貸住宅「mu terrace」。2025年7月16日のオープンに向け、旧社員寮をリノベーションしたその物件は、地域活性化を目指すオーナーの強い想いから誕生しました。
オーナーの地域愛に根ざしたプロジェクト
築35年のこの建物は、長年にわたり社員寮として地域に根付いてきましたが、契約終了に伴い全室空室となりました。オーナー様は菊名地域に84年間住んでおり、5年前から地域貢献を目的に「きくなみんなのひろば」を立ち上げて、さまざまな地域活動を行ってきました。この活動の延長線として、旧社員寮の活用を考え始めたのです。
オーナー様の願いは、「人と人、そして人と街との絆をもう一度取り戻し、次の世代に引き継いでいきたい」という深い地域愛に基づくもので、地域の懐かしい思い出やつながりを再生させることにありました。この思いが、「mu terrace」のリノベーションの基盤となっています。
グッドルームの手によるリノベーション
グッドルーム株式会社が手がけるいくつかの選択肢の中で、オーナー様は「地域特性を生かした価値創造」と「緑の活動を建物内で展開すること」に重きを置き、グッドルームの提案を受け入れました。
「mu terrace」という名称は、「mutation(変化)」や「mutual(相互)」を表す「mu」と、人々が集う「terrace(テラス)」を組み合わせたものです。このように、変化が訪れつつも、地域の伝統や歴史を大切にしながら、人々が互いに関わり合える場所であり続けることを目指しています。
交流の場としての再生
新しい「mu terrace」は、ただの住まいではなく、地域の人々が集う交流拠点として設計されています。共用エリアには、多くの人が気軽に訪れることができるカフェや多目的スタジオがあり、屋上にはドッグランが用意されています。また、オーナー様の過去の活動を踏まえて、今後はキッチンカーの設置も考えられています。これにより、入居者だけでなく地域住民も利用できる場が提供され、菊名全体を盛り上げる役割を果たします。
早くも注目を集める住宅
物件のオープンを前に、すでに完成1ヶ月前にして50%の部屋が成約しました。このことは、グッドルームが展開する「TOMOS」によるコンセプトの次の一手として、地域のニーズに即した物件の魅力を証明しています。
私たちはこのもたらす交流の力が、地域社会にとってどれほど重要かを理解しており、今後も賃貸物件のリノベーションや地域の自立的な発展に貢献していく予定です。
内覧会のご案内
「mu terrace」の内覧会が2025年7月10日と11日に行われます。参加希望者は事前に予約が必要ですので、ぜひこの機会に新しい住まいを見に来てください。地域の方々が交流し、共に成長できる場としての「mu terrace」を一緒に体験しましょう。