製造業の新たな道筋を示すリンカーズの新サービス「Linkers for Makers」
リンカーズ株式会社が発表した新サービス「Linkers for Makers」が、製造業に新しいソリューションをもたらします。このサービスは、製造業に特化した技術を持つ中小企業や大学の情報を探し出せるSaaSです。2025年9月から始まる有償PoC(概念実証)を通じて、より多くの企業がプラットフォームの有用性を体験できるようになります。
開発の背景と目的
製造業は現在、グローバル競争が激化し、技術の複雑性が増す中で、持続可能性への対応を求められています。これにより、企業は新規事業や画期的な製品開発を進める過程で、内部リソースのみでは応えられない技術的課題に直面しています。特に、専門技術を有する中小企業や大学との連携が重要となりますが、その探索には多くの時間と労力がかかっていました。
インターネットやAIの助けを借りた情報収集でも、情報の網羅性や正確性には限界があります。さらに、機密保持の懸念などがオープンイノベーションの障害となっているのが現状です。このような背景から、リンカーズが長年にわたり培ってきたリサーチネットワークとデータ構築のノウハウを活用し、製造業者が効率的にパートナー候補を探索できるサービスを提供することが求められました。
「Linkers for Makers」の主要特徴
「Linkers for Makers」は、次の3つの特徴を持っています。
1.
リンカーズ独自の技術情報データベース
このデータベースは、世界中の公開された特許や論文、市場データに加え、リンカーズが10年以上にわたって蓄積してきた貴重な情報を統合したものです。これにより、従来の検索エンジンでは見つけることができない潜在的な技術やパートナー候補を発掘できます。
2.
AIチャット機能
リンカーズの経験を活かした直感的なAIチャット機能により、利用者は専門知識がなくてもスムーズに調査を開始できます。この機能が短時間で必要な情報を抽出し、調査時間を大幅に短縮します。
3.
強固な法人ネットワークへのアクセス
全国の多様な企業や研究機関との協力体制を活用し、最適なパートナーにダイレクトにアプローチ可能です。これにより、具体的な協業の初期段階を容易に進められます。
これらの特徴を活かすことで、製造業者はこれまでの属人化した調査プロセスを透明化し、新しい共創の機会を発見できるようになります。結果として、企業全体の研究開発の効率が向上し、競争力強化に貢献することが期待されます。
有償PoCの概要と今後の計画
リンカーズは2025年9月から有償PoCを開始し、このプロセスを通じて具体的な使用感や効果を体験してもらいます。この期間中に得たフィードバックを基に、サービスの機能をさらに改善し、2026年春頃に本格的なサービス提供を目指す計画です。
リンカーズ株式会社は「マッチングで世界を変える」をミッションとして掲げ、製造業の活性化とイノベーション創出に注力しています。これからも、デジタル技術と独自のネットワークを駆使し、業界全体の成長に寄与することを目指しています。
詳細については、リンカーズの公式サイト(
リンカーズ株式会社)をぜひご覧ください。