防災の新しい形「RING BELL SONAE」が選ばれた理由と実績

平素の備えが災害時の支えに

2024年1月1日、能登半島地震が発生しました。この震度7の地震は、石川県珠洲市にある株式会社オーテクスに大きな影響を与えました。この企業は、長年にわたり鉄鋼業や情報システム開発を行ってきましたが、災害によって退職せざるを得なくなった社員が出ました。この状況で同社が選択したのがリンベルの防災用品特化型カタログギフト「RING BELL SONAE」です。

地震が迫った選択

「RING BELL SONAE」の導入に関して、企業の担当者乙脇さやかさんは、「弊社は以前から防災対策に取り組んでいましたが、能登半島地震でその重要性を再認識しました」と語ります。この地震では、什器の固定や備蓄品の整備を行っていたものの、震度7の揺れには対応しきれず、備えの限界を痛感しました。しかし、備えを整えていたからこそ、被害を最小限に抑えることができたとも述べています。

退職社員への贈り物

退職する社員が「珠洲市を離れ、地震のことは忘れたい」と発言した際、乙脇さんは「これからも備える気持ちを忘れてほしくない」と思いました。そのため、退職記念に「RING BELL SONAE」を贈ったのです。これにより、彼らは新たな生活を始める際に必要となる防災グッズを選べるという配慮がなされました。

実際の防災体験

珠洲市の企業はこれまでに震度6の地震を経験していましたが、震度7の揺れがもたらす衝撃は想像以上でした。乙脇さんは、「突っ張り棒が飛んでしまうほどの被害が発生しました。もし何も備えていなかったら、もっとひどい結果になっていたかもしれません」と振り返ります。実際、地震発生後は自宅の片付けが優先され、仕事が遅れる中でも、従業員の安否を確認することに急を要しました。

水の大切さ

地震被災後、初めて「水」の重要性を実感したという乙脇さん。震災の際、4日後にやっと届いた支援物資の中には水も含まれており、それがどれだけ必要なものであるかを痛感したといいます。「料理ができないため、食材を無駄にすることにもつながりかねない。トイレも生活の一部で、携帯トイレが急に必要になるなど、備蓄品は必須です」と、身体を持って感じた防災の教訓を述べました。

選べる防災品

「RING BELL SONAE」は、受取人が自分の生活スタイルに合った防災備蓄品を選べるという特徴があります。「人それぞれ必要なものが異なり、家具の防災対策も大事ですが、食料やそれ以外の備えが必要になることもあります」とも語ります。災害はいつ起こるかわからないため、一人ひとりが必要な備えを選べるギフトは、特に重宝するでしょう。