50代以上女性が選ぶ感動の世界遺産ランキング
2025年の初め、株式会社ハルメク・エイジマーケティングが実施した調査結果に基づき、50代以上の女性が選んだ感動した世界遺産のランキングが発表されました。この調査は、500人を超える全国の女性を対象に実施され、彼女たちの心に響く世界遺産が明らかになりました。
ランキング結果
1位に輝いたのは「モン・サン=ミシェルとその湾」。この世界遺産は、壮麗な景観や歴史的な背景が多くの人々の感動を呼んでいます。調査に参加した70代以上の女性からも圧倒的な支持を受け、感動の理由として「全体的な景色・景観」が最も高く挙げられました。さらに、「建造物」や「場所・ロケーション」にも高い評価が寄せられています。
2位は「ヴェルサイユの宮殿と庭園」です。この歴史的な宮殿は、60代女性に特に人気があり、「建造物」の素晴らしさが多くの支持を集めました。また、「庭園」や「全体的な景色・景観」も感動の要因として挙がっています。多くの女性が「ベルサイユのばら」に憧れを抱いており、その影響もあることでしょう。
3位には「マチュ・ピチュの歴史保護区」が登場しました。50代の女性に支持され、特に「全体的な景色・景観」が大きな魅力とされ、多くの女性がこの神秘的な空中都市に心を引かれています。特に、若い頃に行っておきたかったとの声が印象的でした。
調査の背景
今回の調査は、事前調査と本調査を通じて行われ、事前調査では372名、そして本調査では529名の女性が参加しました。調査はウェブアンケート形式で行われ、各世界遺産の感動度が7段階で評価されました。これにより、各世界遺産の魅力を数値化し、ランキングにまとめられています。
この調査の考察には「ハルメク 生きかた上手研究所」の所長、梅津順江さんの専門的な視点も反映されています。彼女は、平均年齢64.9歳の女性たちが選んだ世界遺産に対して、歴史や文明の奥深さを味わえる点が特に感動を呼んでいるのではないかと語っています。今後行きたい世界遺産についても、多くの引き寄せられる要素があるとしています。
今後行きたい世界遺産
調査の結果、女性たちは今後行きたい世界遺産としても興味を示しています。特に、「屋久島」や「マチュ・ピチュ」など、自然の美しさや歴史を感じられる場所に再び心が動く声が寄せられました。また、エジプトのギザのピラミッドやナスカの地上絵といった異国の地も、多くの女性が訪れたいと考えているようです。
これらのランキング結果に見られるように、50代以上の女性にとって、世界遺産は感動や憧れの象徴であり、人生の豊かさを感じる大切な存在であることがわかります。今後も、多くの女性がこの素晴らしい場所を訪れ、感動を共有できることを願っています。