日野エンジニアリングが新たな福利厚生制度を導入
株式会社日野エンジニアリングは、WHILL株式会社との提携により、近距離モビリティ「ウィル」を利用した新しい福利厚生制度を採用しました。この取り組みは、従業員とその家族の健康を促進し、仕事と介護の両立をサポートするものです。
超高齢社会への取り組み
日本の高齢化が進む中、6500万人を超える高齢者が暮らしています。65歳以上の人口が全体の3割に迫り、2024年には約723.5万人の要介護者が予測されています。この状況において、日野エンジニアリングは、介護を理由に離職する人が増えている現状を踏まえ、働く世代が仕事と介護をスムーズに両立できるよう、WHILLの導入を決定しました。
介護と仕事の両立の重要性
働き手の約半数が介護の負担を抱えていると言われていますが、日野エンジニアリングでは、育児や介護と仕事を両立できる環境づくりが進められています。具体的には、障がいのある方でも利用しやすいオフィス環境の整備が行われており、ウィルが導入されたことにより、すべての従業員がより安心して働ける職場になっています。
WHILL福利厚生パッケージ
WHILLの福利厚生パッケージは、従業員とその家族が、移動手段としてウィルを負担なく取り入れられるようにするためのものです。これにより、高齢者の移動や介護に関するさまざまな不安が軽減され、より快適な職場環境が実現します。この制度は、企業全体のダイバーシティ理解を促進し、さまざまな働き方を認めるインクルーシブな環境作りにも貢献します。
勉強会や研修の実施
WHILL社は、日野エンジニアリングと協力し、介護福祉やダイバーシティの理解を深めるための勉強会なども計画しています。これにより、従業員一人ひとりが自分の状況をよく理解し、他者への配慮も促進されます。生活の質を向上させ、働きやすい環境を共に作っていくことが期待されています。
ウィルの特長
ウィルは免許を必要とせず、歩行範囲内で走行できるため、高齢者や障がいを持つ方々にとってとても便利な移動手段です。モデルC2は、高いデザイン性と滑らかな乗り心地を特徴とし、段差乗り越え能力や小回りの効く機能を備えています。
まとめ
日野エンジニアリングのWHILL福利厚生制度は、介護と仕事という両立の難しい課題に対し、具体的な解決策を提供するものです。今後も、こうした取り組みを通じて、インクルーシブな社会の実現を目指します。近距離モビリティの活用を通じて、より多くの人々が働きやすい環境を享受できるよう、企業としての責任を果たしていく姿勢に期待が寄せられています。