大阪・関西万博に向けたカンボジアとのカシューナッツ事業協力
2025年大阪・関西万博が迫る中、MIRARTHホールディングス株式会社は、カンボジア王国商業省とカシューナッツ事業に関する重要な調印式を行いました。この事業は、カンボジア産カシューナッツの加工と、その殻を利用したバイオマス燃料の展開を目指しています。
調印式の実施
調印式は2025年7月5日(土)に行われ、カンボジアの副首相や商業省長官が出席する中、MIRARTHホールディングス代表取締役の島田和一氏が挨拶をしました。その後、カンボジア商業省とMIRARTHホールディングスの間で意向表明書(LOI)が締結され、さらにMIRARTHグリーンテックと販売会社との間で基本合意書(MOU)が締結されました。
この調印式は、カンボジアの農業産業にとって記念すべき日であり、両国間の協力関係が新たな段階に進むことを象徴しています。
カシューナッツ事業の背景
カンボジアは、世界有数のカシューナッツ生産国であるにもかかわらず、その多くを未加工の状態で輸出しています。このプロジェクトは、現地での加工施設の新設を通じて雇用を創出し、カシューナッツ産業の発展を促進します。これは、カンボジアの経済成長にとって大きな意義を持つ取り組みです。
MIRARTHグリーンテックは、現地法人の設立により、2024年2月からカシューナッツの加工事業に参入し、持続可能なビジネスモデルを構築しています。カシューナッツの殻を利用したバイオマス燃料の開発も視野に入れ、生産過程での廃棄物を最小限に抑えることを目指しています。
参加企業とその役割
当日は、株式会社ファミリーマートや株式会社マイナットといった日本の主要カシューナッツ輸入企業が出席し、MIRARTHグリーンテックとカシューナッツの普及に関する覚書を締結しました。これにより、カンボジア産カシューナッツの日本市場での流通が加速すると期待されています。
カンボジアの商業省長官は、これらの取り組みが日本企業との関係を強化し、グローバル市場への進出に繋がることを強調しました。協力に対する感謝の意を込めて、日本の企業には花束も贈呈されました。
未来への展望
MIRARTHホールディングスグループは「未来環境デザイン企業」を目指し、環境保護と経済成長の両立を目指しています。このプロジェクトを通じて、人々の生活を豊かにし、カンボジアと日本が共に繁栄できる未来を切り開いていくことが期待されています。サステナブルな事業モデルを築くことで、両国間の信頼関係をさらに深化させていくことが重要です。
このように、2025年大阪・関西万博でのカンボジア・ナショナルデーを経て、MIRARTHホールディングスのカシューナッツ事業は新たなスタートを切り、持続可能な未来の実現に向けた大きな一歩となるでしょう。