地面に足がつかない日々
鹿児島県に住む柴田直美さんは、重度障害児を育てながら看護師としてのキャリアも築いています。彼女の息子は、脳性麻痺を患っています。医師からは「地面に足がつくことはない」と宣告され、彼女の心には大きな孤独感が広がりました。しかし、同じ境遇の親たちとのつながりを育む中で、彼女は新たな道を見出します。
親子の心に寄り添うケア
柴田さんは、自ら「はぴねす訪問看護ステーション」を立ち上げ、片道90分を超える広域訪問やきょうだい児・家族への支援活動に取り組んでいます。訪問看護専用電子カルテ「iBow」を駆使し、効率的な運営を目指す彼女の職場では、看護の他にも家族の心のケアが重視されています。
経験から生まれた想い
「ママの孤独を理解できるのは、やはり同じ境遇の親」と話す柴田さん。彼女は、訪問看護の中で出会った家庭のニーズに寄り添いつつ、家族全体を支えるケアを提供し続けています。これは、単なる医療行為ではなく、心のつながりを大切にするものです。柴田さんは「療養者とその家族の心を支えたい」という強い願いを持って仕事に取り組んでいます。
デジタルの力を借りて
しかし、広域訪問のための移動時間が長いことで、記録や事務作業にかける時間が不足してしまうのが現実です。そこに登場したのが「iBow」です。この電子カルテを活用することで、請求業務の負担が軽くなり、事務作業の効率が飛躍的に向上します。AIを使った計画書や報告書の作成も可能にし、柴田さん本人も「iBowがなければ、この広域訪問は成り立たなかった」と語っています。
また、法定研修はスタッフが集まらなくても施行でき、スタッフそれぞれが自分のスケジュールで参加できる柔軟性を持っています。このように、柴田さんはデジタル技術を駆使して、自身の家族との時間も大切にしています。
未来への展望
「看護とDX、そして母の想いが融合した、新しいケアの形がここにあります」と柴田さんは語ります。今後も彼女は、親子の心に寄り添う活動を続け、より多くの家庭を支えていくことでしょう。訪問看護の未来を切り拓く彼女の姿は、同じような境遇にある親たちに希望を与えています。
このような背景のもと、彼女の語る姿勢や、訪問看護の様々な取り組みを、ぜひ動画でご覧いただき、その想いを感じ取ってほしいです。柴田さんの挑戦は、医療の現場を変える力を秘めているのです。
▼関連リンク
動画を見る
上記の記事を通じて、柴田直美さんの情熱と努力がどのように医療と家族へのケアに結びついているのかが伝わるでしょう。彼女の取り組みが、今後多くの人々に影響を与えることを期待しています。