三陽商会の評価
2025-07-07 14:35:58

三陽商会、CDPにおいて最高評価を獲得しサステナビリティに注力

三陽商会がCDPで最高評価を獲得



株式会社三陽商会が、2024年度CDPのサプライヤーエンゲージメント評価において、名誉ある「サプライヤーエンゲージメント・リーダー」に選ばれました。これは、企業サプライチェーンにおける気候変動問題への取り組みが高く評価された結果です。特に、企業は「目標」、「サプライヤーエンゲージメント」、「Scope3排出量」、「リスク管理プロセス」、「ガバナンスと事業戦略」の5つのカテゴリーで評価され、最高スコアのA評価を獲得した企業だけがこの称号をいただけます。

三陽商会のサステナビリティへの取り組み


三陽商会は、「持続可能な地球環境への貢献」を目指し、GHG排出量の削減を重要課題に掲げています。具体的には、2030年を目指してScope1・2のGHG排出量を2019年度比で52%削減、Scope3も30%削減する計画が立てられています。さらに2050年度までにはScope1・2のGHG排出量をネットゼロにすることを目指しています。

自社工場のモデル化を通じて、より具体的な取り組みを進めています。サンヨーソーイング青森ファクトリーや福島ファクトリーでは、定期的に設備点検を行い、GHG排出量の定量管理を実施。工場の責任者とともに問題点を共有し、削減計画の立案とモニタリングを行い、持続可能な経営の基盤を築いています。2023年には従業員向けに情報共有会を開催し、さらなる省エネや業務効率化を進めています。

サプライチェーン全体への取り組み


自社工場での成功事例は、サプライチェーン全体に展開され、他のパートナー企業にも共有されています。これにより、廃棄物を減らし、持続可能な運営を通じた課題解決に向けた取り組みを強化しています。

「三陽商会取引行動規範」に基づき、第三者によるサプライヤーの評価を実施。環境法令を遵守し、GHG削減に協力する企業を評価し、必要に応じて改善指導を行っています。これにより、自社の基準であるAランクへの引き上げを促す取り組みも進められています。

業界との連携


業界団体との協力も欠かせません。三陽商会は、日本ファッション・アパレル産業協会の代表企業として、温室効果ガス排出量の算定方法に関するガイドラインの策定に参加しています。このような連携を通じて、業界全体の環境配慮を高めることを目指します。

また、アパレル物流の新たな資源循環プラットフォーム「CicroMate」にも参加。動静脈一体物流を通じ、廃プラスチックの効率的な回収・再生を目指し、環境負荷の軽減を図っています。

今後の展望


三陽商会は、これらの取り組みを通じて、よりサステナブルな未来を形作るために努力を続けます。全社一丸となってサステナブルな社会への貢献を目指し、企業としての責任を果たしていく姿勢を崩しません。日本のアパレル業界が持続可能な方向に向かって進む中、その先頭に立つ存在を目指しています。


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