日本発のスシローが海外に300店舗を展開目指す挑戦

日本発のスシローが海外での成功を加速中

株式会社FOOD & LIFE COMPANIES（F&LC）は日本の回転寿司店「スシロー」を展開し、海外市場での成長を加速させています。2024年2月のマレーシア1号店オープンをもちまして、海外出店数はついに200店舗を突破しました。この進展は、同社が掲げる「FY24-26 中期経営計画」における重要な目標の一環であり、特に「海外事業の拡大」に注力しています。

グローバルブランドへの道

F&LCは、未来志向のビジョン「変えよう、毎日の美味しさを。広めよう、世界に喜びを。」に基づき、日本で磨き上げたブランドの魅力をそのまま海外のお客様に届けることを目指しています。この取り組みの一環として、同社は「One Company」という方針を掲げ、グループ全体がひとつになり、お客様に更なる体験価値を提供するための努力をしています。

特に、F&LCの店舗はすべて現地法人による「グループ直営」で運営されており、日本での経験を持つ社員が現地スタッフと連携して、日本ならではの味を再現しています。この体制によって、海を越えた文化の架け橋を築いているのです。

万博での挑戦的な出店

さらに、F&LCは2025年に開催される「大阪・関西万博」においても、「スシロー未来型万博店」として出店を予定しています。この店舗は「まわるすしは、つづくすしへ。―すし屋の未来 2050―」というコンセプトのもと、日本の回転寿司の未来を世界に発信しようとする試みです。スシローは、創業から40年以上の歴史を持ち、そして13年連続で売上第1位を誇る回転寿司業界の先駆者です。この背景は、グローバルな展開にも強い信頼感を与えています。

海外展開の足跡

これまでのF&LCの海外展開は目覚ましく、2011年には韓国に初の海外店舗をオープンし、その後の安定した成長を遂げています。現在、F&LCは中国、台湾、シンガポール、アメリカ、マレーシアなど、さまざまな国で店舗を展開しています。このプロセスで大切にされているのは、日本の品質を世界中の顧客に届けることです。各国でまだまだ成長の余地があり、2026年には310-320店舗の達成を目指しています。