組織運営の新たな視点を学ぶイベント「人事図書館」開催報告
2025年11月14日(金)、東京都中央区の人事図書館で、株式会社Trustyyleが主催した「世界の先端組織から見る トップダウン以外にうまくいく組織はあるのか」という勉強会が行われました。本イベントには、多くの人事や組織運営に関心のある方が参加し、講師の山田裕嗣氏による講演が展開されました。
開催背景と目的
昨今、多くの企業で見受けられるトップダウン型組織のもたらす閉塞感。社員は指示を待ち続け、ミドルマネジメントは疲弊し、経営者の意図が伝わらないという課題が横行しています。このような状況を打破するため、「ティール組織」や「自律型組織」といった新しいアプローチにも注目が集まっていますが、その具体的な実態や成功事例はあまり知られていません。
そこで、コミュニティ「人事図書館」は、業界の専門家や人事に関わる全ての人々が集まり、意見を交わす場としてこの勉強会を開催しました。講師を務めたのは、株式会社令三社代表の山田裕嗣氏。彼の豊富な経験と知識が、参加者に新たな視点を提供したのです。
イベント概要
- - イベント名: 世界の先端組織から見る トップダウン以外にうまくいく組織はあるのか
- - 開催日時: 2025年11月14日(金) 19:00~21:00
- - 開催場所: 人事図書館(東京・人形町)およびオンライン配信
- - 講師: 山田 裕嗣 氏
山田氏は人材育成や組織開発を専門とし、数々の企業での経験を基に、ティール組織や自己組織化の重要性を説いています。講義では、様々な組織のあり方を紹介し、参加者と活発に質疑応答が行われました。
参加者の反響
イベント後に実施したアンケートでは、多くの参加者から高評価をいただきました。
- - 「新しい組織の形が本当に学びになった」との感想や、
- - 世界の先端組織の事例として日本語で触れられることの少ない内容についても興味深く受け取られたようです。
- - さらに、オーガニックな関係性の重要性に気づけたとの声も寄せられました。
このように、参加者は「トップダウン」とそれ以外の組織形態の二項対立を超え、それぞれの事業環境や目指す姿に応じた最適な組織運営が可能であることを学びました。特に、講座内での「意思決定と構造、力学の整理」が分かりやすく、各自の企業に適用できる具体的な考え方を広げるきっかけになったようです。
今後の展望
「人事図書館」は、今後も人事に携わるすべての人々に新しい視点を提供し、実践につなげられる場を提供し続ける方針です。次回のイベントの詳細については、公式ホームページやSNSで随時発表しますので、ぜひご注目ください。
人事図書館について
2024年4月1日に東京人形町にオープンした「人事図書館」は、人事関連職に特化したコワーキングスペースです。2500冊以上の人事に関する書籍と700名以上の会員が集い、「仲間と学びで、未来を拓く」という理念のもと運営しています。詳細は公式ホームページ(https://hr-library.jp/)をご覧ください。