女性のキャリア支援を目指す「CariHarmo」の新たな試み
近年、女性のキャリア形成に関する課題が注目されています。多くの女性たちが、自身のキャリアやライフイベントについての悩みを抱えており、その相談相手を見つけるのが難しいという実情があります。そこで、株式会社MODELYが2025年9月にリリースを予定しているのが、女性限定のメンターとメンティのマッチングWebアプリ「CariHarmo(キャリハモ)」です。
「このままの働き方で大丈夫?」
日々の働き方に悩む女性たちは多く、「いつか結婚や出産をしても、キャリアに支障はないのか?」と頭を悩ませています。このような感情を抱く女性は決して少なくなく、特に子育てと仕事の両立に自信を持てないという声が頻繁に聞かれます。日下部真夕COOは、自身もこのような思いに悩まされていたと振り返ります。
身近に相談できる女性の存在
彼女が抱えていた不安の中で、「もっとリアルで共感できる経験の声に出会いたい」という想いが、CariHarmoの開発へとつながりました。日下部の同僚であり、共同創業者の鈴木右子氏は、二児の母でありながら経営者として奮闘しています。彼女は日々、子供の体調を気にしながらも、仕事に取り組んでいます。よくある「スーパーウーマン」というイメージではなく、日常の中で実際に苦労しながらキャリアと育児を両立させている等身大の姿が、多くの女性たちにとって心強い存在となることでしょう。
CariHarmoの仕組み
さて、実際に「CariHarmo」はどのように機能するのでしょうか?このWebアプリでは、メンティ(相談を希望する女性)が自分の状況やキャリアに関する悩みを述べ、メンター(相談を受ける女性)がその経験を元にアドバイスする形がとられます。
メンティの利用イメージ
1. Webアプリに登録します。
2. プロフィールを通じて、自分に合ったメンターを検索します。
3. 相談依頼を送信します。
4. オンラインまたはオフラインで1対1の対話を行います。これにより、自分の悩みを気軽に相談できる環境が整えられます。
メンターの役割
メンターは、自身の経験を糧にして次の世代の女性たちに助言を与えます。キャリアアップの方法や、ライフイベントと仕事をどう両立させるかといったテーマに対して、リアルな声をもって応えることが可能です。
社会的背景と解決の必要性
日本の女性のキャリア環境には未だに多くの課題が存在します。厚生労働省の調査によると、年収700万円を超える女性は5%未満という厳しい現実があります。多くの女性がキャリアを諦めずに進んでいきたいと願う一方で、管理職への出世や、ライフスタイルの選択に対する不安も感じています。これらの悩みに対し、相談相手となるロールモデルが不足しているのが現状です。
CariHarmoの未来と展望
「CariHarmo」は、今後、利用者の声を元にサービス内容を拡充し、有料オプションやBtoB連携も視野に入れています。中長期的には、ユーザー数10万人を目指し、女性たちが自分らしいキャリアを描ける社会の実現に向けて努力していく予定です。現在、利用料金は無料で提供されており、初期段階から多くの女性に利用経験を積んでもらうことを目指しています。
会社情報
女性キャリア支援を通じて社会に変革をもたらそうとする株式会社MODELYは、東京都渋谷区に本社があります。代表取締役CEO 鈴木右子氏が率いるこのスタートアップは、女性がより多くの選択肢を持てるよう支援していきます。詳細は
こちらをご覧ください。
まとめ
これからの時代、女性たちが自分のキャリアを勇気を持って築いていくための場が「CariHarmo」です。等身大のロールモデルと出会い、共に歩んでいくことで、多くの女性のキャリアが豊かに広がることを期待しています。